矢野経済研究所が11月22日に発表した調査結果で、摂取している健康食品を知ったきっかけでネット広告が1位になったのは、60歳以上の男性だけだったことがわかった。60歳代以上の女性は地上波テレビCMだった。
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ほかの世代は、20〜30歳代では男性の1位はAmazonや楽天市場などのネットモール、女性の1位は店頭。40〜50歳代では、男性と女性いずれもの1位は店頭だった。
1カ月の支出金額では、60歳代以上の女性が最も高く4133円。一方、摂取している種類の数では60歳代以上の男性が最も多く、2.49種類だった。いずれも最も低いのは20〜30歳代の女性で2262円、2.08種類。金額では同世代の男性を80円ほど下回り、種類でも0.14ポイント低くなった。
購入場所では、60歳代の男女と、40〜50歳代の女性で「通信販売」がトップ。20〜30代の男女、40〜50歳代の男性では、「ドラッグストア、薬局・薬店」が1位だった。
健康食品(サプリメント)や特定保健用食品、機能性表示食品についての消費者アンケート調査で、対象は健康食品を現在、あるいはときどき必要に応じて摂取している20〜70代以上の男女1401人。ことし8月にインターネットで調査した。