アサヒビール、LINEでスーパードライをシェア 1回390円で

アサヒビールは12月1日、メッセージアプリ「LINE」経由で、「スーパードライ」1本を家族や友人などに贈れるサービスを開始する。主要ターゲットは20歳代〜30歳代の若い世代。YouTubeなどでもアピールする。飲食店の酒類提供禁止などで商品の体験機会が急減しており、新たな接点として「シェア」に着目した。

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「スーパードライ」を「LINE」で贈れるサービス「SHARE SUPER DRY」のイメージ画像

「LINE」で写真やメッセージを添えて、「スーパードライ」350ミリリットル缶1本と交換できるクーポンを贈れるサービス。1回送信あたり、390円(税込)がかかる。商品の市場価格は税込で190円前後。支払いはクレジットカード、スマホ決済の「PayPay」「LINE Pay」に対応する。

受け取った人は送信者にお礼のメッセージも返せる。対象店舗は大手コンビニ3社。送付期間は同28日までで実施数量にも限りがある。交換は2022年1月末まで。

2011年〜20年の「スーパードライ」の販売数量の推移。数値は15年、16年で計測方法が変わっており、連続でない

アサヒビールの10月度の「スーパードライ」販売数量は529万ケースで2020年と同じだが、19年同月比では3%減。直近10年間の1〜12月販売数量でも減少が続く。2021年は「生ジョッキ缶」「アサヒ生ビール(マルエフ)」などのヒット商品も出たが、生産が追いつかず休売をはさんでの提供と歯がゆい。東京商工リサーチの調べでは、21〜22年の年末年始の忘年会、新年会について「開催しない」とした企業が70.5%と大勢を占めており、まだ逆風が続く。

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