「♪東京のマンション買うなら グッドコムアセット」という歌詞をのせてループする音楽と、親指で「グッド」ポーズを交えシンクロしながら踊る2人の菜々緒。背景にはグッドコムアセットのマンションの特長である、壁面緑化が。衣装や企業名を表す書体も、コーポレートカラーの緑で統一されている。終盤ではうりふたつの2人の菜々緒が「グッドポーズ?」「安易よね」といった脱力感のある会話を繰り広げる――。
これはマンションの企画・開発・分譲などを手がける、グッドコムアセットが11月8日から西日本エリアで放映しているテレビCM「グッドポーズ」篇だ。このほか「名前だけでも」篇、「壁面緑化」篇、「エコ」篇を含む計4篇が制作された。
グッドコムアセットにとって今回は初のテレビCMとなる。関西・東海・福岡・広島・岡山・香川など西日本エリア中心に放映を始めたのは、2021年5月に大阪支店を開設し認知度を高める必要があったため。知名度向上によって、採用活動やIR活動への貢献も期待してのことだ。
「半年かけてスポットCMを放映するにあたり、15秒という短い尺の中で、歌やダンスなど印象に残るクリエイティブにしてほしいとお願いしました」と話すのは、グッドコムアセットの長嶋義和社長。
初のテレビCMということもありFIREBUGが同社の宣伝機能のフロントを担い、オリエンテーションを経て広告会社や制作会社など4社から提案を受けた。いずれも歌とダンスを中心とする企画という点では共通していたが、採用されたADKクリエイティブ・ワンの企画はシンプルなメッセージで、いい意味の“違和感”を残す仕上がりが選出の決め手となった。
音楽はクラシック楽曲の『クシコス・ポスト』をアレンジしたもの。パブリックドメインの楽曲の中から、まだテレビCMではそれほど多く使われていない曲を選んでいる。現代的なアレンジでありながら、聞けば懐かしく口ずさんでしまう耳なじみのあるメロディが印象的だ。
一方で、不動産投資に関わる企業のテレビCMは各局の考査を通す難しさもあった。直接的な商品の宣伝ができず、企業広告の範疇での訴求に限られるため「不動産投資をするなら」ではなく「東京のマンション買うなら グッドコムアセット」というコピーに着地させた。
西日本エリアでのテレビCMはスポット枠で2022年4月まで放映予定。現在、東京では数カ所の屋外ビジョンのみでの展開だが、今後はテレビCMも検討していく予定だ。
スタッフリスト
- 企画制作
- FIREBUG+nest+ADKクリエイティブ・ワン
- CD
- 合⽥英⼠
- 企画
- 加藤洋平、佐藤陸
- C
- ⼤野聡⾺
- AD
- 川﨑⾼秀
- D
- 澤⾕直輝
- EPr
- 中村彰宏
- Pr
- 塩坪昂、勝⼜枝理⾹
- PM
- 寺⽥健太
- 演出
- 丹⽻慎治
- 撮影
- 渡邊⿓平
- 照明
- 宮⽊進⼀
- 美術
- ⽩⽯昭浩
- フラワーアーティスト
- 松本亨
- 編集
- 斎藤亮太郎(オフライン)、泉陽⼦(オンライン)
- カラリスト
- ⽥中基
- ⾳楽
- 福島節
- MA
- ⽥岡政⽂
- 振付
- マツオアオイ
- ST
- 倉⽥強
- HM
- 浦上祐⼦
- CAS
- 村上⾼志、定⽅理紗
- AE
- 佐藤詳悟、川嵜穣
- 出演
- 菜々緒