エヌエヌ生命保険は12月16日、従業員300人未満規模の会社経営者または従業員のいる自営業者7228名を対象に、11月に実施した調査の結果を発表。そにれよると、中小企業経営者のSDGsを「知っている」と回答したのは47.0%で、「聞いたことがある(内容は知らない)」は、29.9%だった。SDGsを初めて聞いたタイミングは2020年~2021年が最も多い。
「SDGsに関する施策に取り組んでいるか」を聞く設問では、62.8%が「取り組んでいない・検討や予定もない」と回答。「取り組んでいる」と回答したのは1割にとどまった。
取り組んでいる・取り組む予定の施策は「環境に関する施策」が最も多く、取り組んで得られたメリットについては、「従業員のモチベーション向上」「企業価値の向上」「企業イメージの向上」という回答が上位だった。
中小企業がSDGsに関する施策に取り組んでいない理由は「何をしていいかわからない」が約半数を占めた。「SDGsに取り組みやすい状況になるためにはどういったことが必要だと思うか」を聞く質問では、「補助金や税免除など、公的機関からの経済支援」が38.1%と最も多く、次いで「公的機関からの案内・報道など、中小企業の取り組み事例紹介の増加」(19.5%)だった。