フジテレビは2022年1月3日(月)21時から、二宮和也主演ドラマ『潜水艦カッペリーニ号の冒険』を放送する。
本作は、第二次世界大戦中に運命的な出会いを果たすことになる、厳格な日本海軍軍人と陽気なイタリア人たちの国境を超えた友情と恋を描く物語。本作の監督を務めるホイチョイプロダクションズ 馬場康夫さんが約25年の構想を経て、イタリア人の知人から聞いた史実に基づいてつくられている。
馬場さんが「一気に引き込まれた」という実話に着想を得て、脚本を手がけたのが電通 クリエイティブディレクター/プランナー の澤本嘉光さんだ。これまでに映画『犬と私の10の約束』(2008年)で原作と脚本を執筆、妻夫木聡主演の映画『ジャッジ!』(2014年)、広瀬すず主演映画『一度死んでみた』(2020年)で脚本を手がけた澤本さんが、初めてテレビドラマの脚本に挑んだ。
「第二次世界大戦当時、同盟国の日本へ向かっていたはずが到着したら日本は敵になっていた最高に間の悪いイタリアの潜水艦カッペリーニ号。“人生は食べて、歌って、恋をするためにある”を信条にする3人のイタリア人乗組員を待っていたのは、真逆の信条“人生は国を守るためにこそある”を持つ超堅物の日本海軍少佐・速水洋平(二宮和也)。
多くの文化ギャップから対立を繰り返すが、イタリア人乗組員の一人アベーレが速水の妹の早季子(有村架純)に一目惚れしてしまい速水の逆鱗に触れ……対立しながらも次第に理解し合っていく彼らを,恋と友情と食事と歌を描きながら追いかけていく、ホイチョイプロダクションズらしい楽しくてちょっと泣けるストーリーです。映画の脚本は手がけてきていますがテレビドラマは初めてでして、いままでCMのコンテを書いてきて培った瞬発力がかなり散りばめられているドラマになっていると思います」(澤本さん)
本作の脚本を読んだ主演の有村さんは、「実際に存在したイタリア、ドイツ、日本と渡り歩いた潜水艦を舞台に、イタリア人兵士たちと日本人の間に繰り広げられる物語を全体的にポップに描いていて読みやすく、ある種漫画を読んでいるような、そんな印象を受けました。しかしながら、当時の時代の中にある理不尽さや時代が持つ狂気も感じられるので、メッセージ性のある台本だと思いました」とコメントを寄せている。
本作には主演の二宮、有村二人の他、堤真一、元宝塚歌劇団トップ娘役の愛希れいかをはじめ、モデルで漫画家のペッペ、料理研究家のベリッシモ・フランチェスコ、オペラ歌手のパオロなど、経歴も本職もさまざまな個性あふれるキャストたちが登場。さらに、ジャーナリストの池上彰氏が物語の案内人役として出演する。
『潜水艦カッペリーニ号の冒険』
放送日時:2022年1月3日(月) 21時~23時30分(フジテレビ系全国ネット)
出演者:二宮和也、有村架純、愛希れいか、ペッペ、ベリッシモ・フランチェスコ、パオロ、音尾琢真、今野浩喜/堤 真一
案内人:池上 彰
原作:ホイチョイ・プロダクションズ
脚本:澤本嘉光
音楽:本間勇輔、本間廉太郎
企画:狩野雄太
プロデュース:岩田祐二、蔵本憲昭
監督:馬場康夫
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