講談社は2022年1月1日に、ARを活用した15段広告を朝日・読売・毎日新聞に出稿した。
2021年、講談社は国内外の人々に講談社発のコンテンツを楽しんでもらうべく、創業以来の同社の方針である「おもしろくて、ためになる」の精神を英語で表現した新しい企業理念とロゴを制定した。本年の正月広告では、この新企業理念「Inspire Impossible Stories.」を広く伝えると共に、この言葉を掲げる企業として新たなチャレンジに挑んだ。
広告に登場しているのは、2021年に大ヒットした漫画『東京卍リベンジャーズ』のキャラクターであるタケミチ、マイキー、ドラケン。まずスマートフォンで二次元コードを読み込んでARを起動。それをキャラクターたちが持つ講談社のブランドロゴをあしらった箱にかざすと、まるでビックリ箱のように講談社の物語たちが飛び出し、世界中へ羽ばたいていく。その様子は、新ロゴ発表時に同社が公開したブランドフィルム「Taking Flight」を彷彿とさせる。
そして、たくさんの物語が飛び出した後、登場するのが新年のおみくじだ。極大吉、ミラクル大吉、大々吉…という結果と共に、2022年のおすすめ本が紹介される仕掛けで、新しい新聞体験をつくり出した。
「新ロゴをヒーローにした、『View』から『Do』する新聞広告で、2022年も物語の可能性を拡げ、驚きと刺激に満ちたインポッシブルな体験をお届けしていくという講談社の新理念を体現しました」と、アートディレクター 伊藤裕平氏。
広告掲載後は、「箱から飛び出すのが面白い」「紹介されたおすすめ本を読んでみようかな」といった声に加えて、ARの組み合わせに新聞広告の新たな可能性を感じた人も多かったようだ。
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