ドーナツ店「ミスタードーナツ」のユニフォームに、スポーツ用品大手のミズノのウエアが採用された。1月12日、ミズノが発表した。店舗運営のダスキンは、従業員満足度を高める狙い。ウエアは全国の店舗スタッフの人気投票で1位だったという。
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2022年1月から、北海道エリアを皮切りに順次切り替える。納品点数は半袖シャツ、パンツ、キャップ、エプロンの合計約19万5000点。スポーツウエア開発のノウハウを生かし、ドーナツの製造や陳列、商品提供や清掃など、作業時に腕や足の曲げ伸ばししやすいようにするなど、快適さに気を配った。
ダスキン店舗開発室の上田愛氏によると、日ごろからユニフォームにはスタッフからさまざまな不満や要望が寄せられていた。
「言い換えれば、満足のいくユニフォーム制作がモチベーションアップに重要な役割を果たすと考えた。機能性についてもスタッフからの要望を盛り込み、ミズノと協議を重ねた」(上田氏)
人気投票ではほかに2社が候補として挙がっていた。ミズノが企業ユニフォームを企画・販売する専門部署を立ち上げたのは1997年で、これまで約700社以上に納品している。19年には企業向け商品を担うワークビジネス事業部を新設し、建設や運輸、製造などに向けて商品ラインナップを拡充している。23年度の売上目標は150億円。