【前回コラム】語彙力を失わせるほどの「いい」映画はどう生まれたのか(ゲスト:今泉力哉・志田彩良)【後編】
今回の登場人物紹介
※本記事は2021年10月31日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。
権八さん、早稲田アカデミーのCMに心を掴まれる
権八:みなさん、こんばんは。CMプランナーの権八です。
中村:こんばんは。WEB野郎こと中村洋基です。あれ? 澤本さんがいない。
権八:澤本さんどうしたの? 仕事で?
中村:ラジオってこんな感じで、始めていいのかなって思いますけどね(笑)。
権八:でも、もう素敵なゲストがお見えですからね。進めましょう。
中村:はい。ではゲストを呼ぶ前に少し広告の話を。最近気になるCMとか、何かございますか。
権八:僕、1個だけいいですか。自分が担当したものじゃなくて、これはもう、「大作きたな!」と思ったCM。
中村:うん。
権八:Twitterで流れてきたのかな。早稲田アカデミーって予備校のCM。これが素晴らしいんですよ。主人公の女の子が、昆虫がすごく好きな子なのね。「男の子みたいだ」とか、友達に馬鹿にされたりいじめられたりしても貫いて、やがて国際的な賞を受賞する話なんだけど……その裏で、その子のお父さんがずっと見守っていて、「好きなことやりなさい」「好きだったら大丈夫だよ」ってずっと励まし続けるみたいな。
<早稲田アカデミー「虫好きの少女」篇>
中村:うん。
権八:やがて、それが大きく実るっていう話。塾なのにね。
中村:進学塾ですよね?
権八:進学塾なのに……というか、だからこそかも知れない。好きなことを追求してね。最近、ノーベル賞をとられた先生も、「好奇心が大事だ」っておっしゃっていましたよね。
中村:そう。親が「勉強しろ」って言ってもやらないもんですよね。
権八:「好きなことをとにかくやればいいんだよ」っていう、すごく優しい大きな温かいメッセージであり、ちょっとだけ欲を言うと、今日のゲストの方にもすごく聞いてみたい。やっぱり、小さいときに好きなことが見つかった人は幸せですよ。子ども時代に「僕はこれが好き」「私、大好き」って思えることはすごい大事。もしも子どもがそういうのを見つけていたら全力で応援したいと思うけど、自分を振り返ってみると、意外とないっていうか……。
中村:ないです、ないです! WEB野郎中村もないです。
権八:ない人の方が大半なんじゃないかって思うよね。僕、早稲田アカデミーのCMのファンでいつも期待していて。ぜひ次は、そういうテーマをやってくれないかなって思っています。
中村:僕もすごく興味あります。
権八:何にも興味がない、何が好きなのかよく分からない、何が向いてるかもよく分かんない人こそ、「どう生きていったらいいんだろう」って、よく分かんなくなっちゃってね。
中村:うん。
権八:実はそういう人の方が絶対多いっていうか、そういう気がしていますね。ぜひ今日のゲストの方にもそのお話を伺いたいです。
中村:早稲田アカデミーのCM、素晴らしいですよ。
権八:そう、素晴らしいの。毎回すごくいいのよ。本当に。
中村:マーケティング的に進学塾を考えたら、「難関校、難関大学にこれだけ入学してます。なぜかというと、これだけすごい講師陣がいて…」ということにどうしてもなっちゃうところを、そうではないんだということですね。「早稲田アカデミーのブランドとして訴えたいのは」っていう意思決定をしている。
権八:そうだね。だから、小さいときから宇宙飛行士になることを夢見てる男の子の話をやったりね。
<早稲田アカデミー「へんな生き物」篇>
すごく素晴らしい。なかなか真似できないけど、だからこそ、そういうテーマもぜひ見たいなと思います。大ファンです、本当。
中村:早稲田アカデミー、見てみましょう。そして、今回めちゃくちゃ素敵なゲストですね。
権八:そうなんですよ。ちょっと変な緊張の仕方をしてしまいますね。
中村:作家の燃え殻さんです! よろしくお願いします!
燃え殻:あ、どうもはじめまして。ありがとうございます。