「これ、俺の話だ」「私の話だ」人々が共感する“燃え殻泣き”が起こる理由(ゲスト:燃え殻)【後編】

2022年新作小説にも期待?!

権八:『ボクたちはみんな大人になれなかった』のスピンオフフォトブック『「海行きたいね」と彼女は言った』も同時発売。これはどういう写真集ですか?

燃え殻:これはスチールを撮ってくれていた木村和平さんっていうカメラマンさん。

権八:すごく写真いいですよね。

燃え殻:めちゃくちゃいいですよね。今泉(力哉)さんの『愛がなんだ』の写真を撮ってる人なんです。

権八:そうなんですか。

燃え殻:僕も大好きなカメラマンの方で、初めて撮っていただいたんですけど。その木村さんが『写ルンです』で、伊藤沙莉さんを横浜の伊勢佐木町や関内、黄金町などのあの辺で撮るっていうフォトブックです。

権八:それは、面白そう。

燃え殻:11月5日に発売したので、よろしくお願いします。

権八:燃え殻さんのキャラクターでもあるんですけど、ちょっと照れてるっていうかね(笑)。それは僕もそうなんですけど。でも「照れてる場合じゃない、コロナになって照れてる場合じゃないんだ」みたいな、燃え殻さんのそんな熱い言葉を読んで……。今はそういう気分というか、テンションですか?

燃え殻:最近少し。それも自分を鼓舞しているんです。

権八:はいはい。

燃え殻:ここまでいろいろやってしまったんで、こっからは「もういいよ」って人から言われるまでやろうって思ってますね。コロナのせいだけじゃないですけど、ものを書くことをやめた人もいるんで。そう考えたときに、自分はやれるところまでやりますって言わないと失礼だと思いました。それで言うようにしているんですけどね。風当たりが強くなるのは分かってるんですけど……。

権八:でも、そうやって覚悟を決めた燃え殻さんの今後の作品は本当楽しみです。これから出るものとか、今取り組まれていることとか、何かあればぜひ教えてください。

燃え殻:今、おかざき真里さんと『SPA!』で連載をしています。それがちゃんと終わるまで頑張りたいということと、週刊連載を続けながら2022年中に小説が書けたらいいなと思っています。

権八:いいですね。

燃え殻:頑張りたい。でも、どうやって書けるんだろうって。『これはただの夏』を書いたときもひとりで拍手したんですけど、もう書けないかもしれないと思いました。でも、書かなきゃな、っていうふうには思ってます。

権八:それを聞けて、本当に一ファンとして安心しました。楽しみです。

燃え殻:ありがとうございます。

権八:こちらこそ、ありがとうございました。というわけでこの番組はTOKYO FMのデジタルコンテンツが集約されているスマホアプリAuDee(オーディー)でも、番組のトークのみ配信中です。もう一度聞きたい、知りたいっていう方はAuDeeで検索してみてください。今夜のゲストは作家の燃え殻さんでした。どうもありがとうございました。

燃え殻:ありがとうございました。

〈END〉

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