博報堂DYHDがリク株売却へ 財務体質強化、最大245億円

博報堂DYホールディングスは1月28日、リクルートホールディングス普通株式を売却すると発表した。リクルートホールディングスの公開買付けへ応募する形で、保有する同社株式の半分にあたる535万5000株を手放す見込み。売却予定総額は、最大で約245億3100万円。資産の効率化と財務体質の強化を理由に挙げている。

リクルートホールディングスの公開買付けには博報堂DYHDのほか、NTTデータやTBSテレビも参加する。NTTデータが昨年10月に売却を打診していたほか、12月ごろにTBSテレビや博報堂DYHDも同様に売却意向を示したため、公開買付けに踏み切った。リクルートは従来から、株式の価格下落を避けるなどの目的で、事業法人株主による一定量の株式の売却に対応している。

リクルートホールディングスの買付総額は約1557億5400万円を予定。全額自己資金で充当する。買付総数の上限は3400万株で、3社が売却する株式総数は2655万5000株。1株あたりの買付価格は4581円で、27日の終値から10%割り引いた。

※訂正:1株あたりの買付価格で、終値は28日の前営業日である27日の終値でした。訂正いたします(2022年1月28日20時9分)


 

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