▶︎現役中高生と阿部広太郎さんが語る、広告コピーの魅力は「答え」がひとつじゃないこと
ここでは、誌面に入りきらなかった現役中高生2人から阿部氏への質問とその回答を紹介します。
登壇者
グランプリ 秀平さんからの質問「言葉選びで気をつけていることは?」
Q.
コピーのような短い言葉だと、自分の意図と異なって伝わってしまうこともあるかと思います。阿部さんが言葉選びで気をつけていることは何ですか(秀平さん)?
A.
言葉は不完全なもの。広告の仕事でどれだけ経験を積んでも、うまく伝わっていないと感じることは多々あります。でも、うまく伝わらないのはダメなことではないはずです。そこが新たなスタートライン。誤解を解くために自分の意図や気持ちを諦めずに伝え直すこと。大切なのはリカバリーなのかなと思います(阿部氏)。
ゴールド 佐藤さんからの質問「締切がある中でもよい作品をつくるには?」
Q.
締切という制限時間がある中でも、よい作品に仕上げるにはどうすればよいのでしょうか(佐藤さん)?
A.
締切が近づくほど「本当にこれでよいのか」「もっとよいのが書ける」と自分の中で熱くなって、ぎりぎりになって完成したものが結果的に輝いていたりしますよね。きっとこれは、締切がなかったら発揮できないパフォーマンスだと思います。もちろん締切を重荷に感じることはありますが、「やり切った!」と感じられるのもまた、締切があるからだと思っています。
阿部氏、秀平さん、佐藤さんによる座談会は、月刊『宣伝会議』3月号にて掲載しています。
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