米アマゾンの広告収入は2021年、前年比32%増の311億6000万ドル(約3兆5890億円)だった。2月3日に通期決算で発表した。全収入の構成比では6.6%だった。
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電通グループ発表の世界の広告費では、2021年の雑誌の広告費は210億ドルで、アマゾン広告が超えた格好。新聞は317億ドルだが、22年予測では310億ドルで、ことしにも超えられる見通し。ラジオも22年予測は361億ドルで視野に入っている。
アマゾンの21年第4四半期の広告収入は前年同期比33%増の97億1600万ドル(約1兆1187億円)で、公表された過去6四半期で最高となった。アマゾンの広告商品は、販売者などが利用するスポンサードプロダクト広告や動画広告など。
グーグルの21年第4四半期の広告収入は前年同期比33%増の612億3900万ドル。メタ(旧フェイスブック)の同四半期広告収入は同20%増の326億3900万ドルだった。
そのほかのセグメントでは、通期のオンライン販売全般が2220億7500万ドル、「Amazon Go」など実店舗が170億7500万ドル、有料会員などが317億6800万ドル、クラウドサービス事業のAWSが622億200万ドルだった。