「土木広報大賞」四国の防災マップに最優秀賞

土木学会は2月9日、「土木広報大賞2021」の各賞を発表した。優れた土木に関する広報活動や作品を顕彰する賞で、今回が3回目となる。全国から106件の応募があり、選考委員会による選考を経て、最優秀賞1件、優秀部門賞6件、準優秀部門賞11件、特別賞3件の計21件を選出した。各賞の表彰式は、2022年3月28日に土木学会で実施する。

最優秀賞は、四国防災八十八話普及・啓発研究会の「防災の教訓伝承 先人の知恵や工夫に学ぶ『四国防災八十八話マップ』」。

『四国防災八十八話』を知り、その場所に行って”学ぶきっかけ”となることを狙って作成された。四国各地に残された様々な時代の災害や防災の教訓が1枚の地図にイラスト入りでまとめられている。

住民公募によって四国各地に残された災害に関する言い伝えや体験談がまとめられた『四国防災八十八話』。マップで紹介された88話は、冊子でより詳しく掲載。2021年3月に発行。

その他の受賞は以下のとおり。
 

【優秀部門賞】6件

■イベント部門
・橋梁架設見学イベント「かける北九州」~国内最大クレーンで「かける」瞬間を共有する~
川田工業/ツタワルドボク(福岡県他)

■映像・メディア部門
・土木の魅力PR番組『ドボクリップ~私がキリトル土木の未来~』
群馬県 建設企画課(群馬県)

■広報ツール・アイテム部門
・写真集、アプリ、書籍を活用した土木の魅力発信
寿建設(福島県)

■教育・教材部門
・「土木クイズ“土木Q”」みんな土木のこと知っとる〜???
江口組 ファン創りプロジェクト(石川県)

■商業広告部門
・先端ITゼネコンへの変貌を目指す「土木をコードで書きかえろ。」特設サイトと、鹿島が目指す土木の未来が体感できる「KAJIMA DX LABO」による一連のPR施策
鹿島建設(東京都)

■企画部門
・紀寿橋梁生誕祭2020 in 周南 ~橋にねがいを
紀寿橋梁生誕祭2020実行委員会(山口県他)
 

【準優秀部門賞】11件

■イベント部門
・清正公さん国づくり狂言 肥後・尾張
国づくり狂言プロジェクト実行委員会/やまかわさとみ事務所(熊本県/愛知県)

■映像・メディア部門
・UNDER RIVER
大豊建設(東京都)
・技術者向けの工事記録を世界の人々へ伝えたい「青函トンネル」から
独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(神奈川県)

■広報ツール・アイテム部門
・新たな発見!しまねインフラツーリズム in IWAMI
いわみインフラツーリズムガイド戦略会議(島根県)
・ツナガルドボクの広報アイテム~ヘルメットクッキーと建設絵本~
ツナガルドボク(鳥取県)

■教育・教材部門
・絵本「どぼくのおしごと おだがわさいがいへん」
荒木組(岡山県)
・SNS データ分析による若年層向け広報「ソーカツに聞け」「ドボクイズ」
国土交通省 九州地方整備局 広報プロジェクトチーム(福岡県)

■商業広告部門
・「IT’S NOTHING SPECIAL当たり前をつくる。舗装をつくる。」
日本道路建設業協会(東京都)

■企画部門
・危機感を共有する合同記者会見~情報の伝え手と受け手の協働~
九州災害情報(報道)研究会(福岡県)
・鉄道土木の安全・安心と魅力を発信
鉄建建設(東京都)
・土木広報大使「元気丸」による土木漫才での活動及びYouTube「元気丸チャンネル」
元気丸(オフィスまめかな)(東京都)
 

【特別賞】3件

・デミーとマツの土木広報大賞2020
噂の土木応援チームデミーとマツ(福岡県)
・SNSを活用した地域防災「ぐんケン見張るくん」
群馬県建設業協会(群馬県)
・対話で創るドボクの未来
九洲日東(福岡県)
 


 

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ