東急不動産は、基幹ブランドである分譲マンション「BRANZ(ブランズ)」の新ブランドスローガンを制定、2022年1月からは新CMの放映を開始した。
同社では2021年末に住宅事業をリブランディングし、「住まいを、未来のはじまりに。」をブランドスローガンに制定、分譲・賃貸・学生レジデンス事業など住宅事業の全領域で「社会課題を、暮らし心地に変えていく」という行動指針を制定した。
「CMの目的は“環境先進マンションを目指す、BRANZのスタンスと本気度を伝える”こと。“環境先進国”や“環境先進都市”のように、住まいが“環境先進マンション”を目指してもいい。快適に暮らせる住まいがあっても、未来そのものがなければ意味がないのだから。その志を、レトリックに逃げず、シンプルに表明したい。そんな想いから、ブランドスローガンを制定し、CMのアイデアを探しはじめました」と、クリエイティブディレクター 室屋慶輔さん。
こうした背景から生まれた本CMシリーズは、「ある男が自然環境からヒントを得て、BRANZを進化させていく」ストーリー。本質を問い、未来を見据える存在を演じるのは、俳優 長谷川博己さんだ。たとえば完全な自然物、もしくは先人が建物づくりに自然を活かしてきた知恵など、そこから着想を得ていく。なかでも大自然の中に暮らす動物の住居は、いわば “究極のサステナブル住宅”。そんな森を訪れるところから、物語は幕を開ける。
「同質化している従来の不動産CMに、埋没しないようにすること。BRANZがこれからどこに進むのか指し示すべく、決然とメッセージをすること。都市から離れた長谷川さんが、日々は触れることのできない “完全な自然物”からヒントを得るための場所 = 森。その森は、動物の住居があってもおかしくないくらい、荘厳で雄大であるべき。“手つかずで圧倒的な自然”が不可欠でした」。
撮影が行われたのは、2021年11月。当時、各地の森はすでに紅葉。それでも、宣言をよりストイックに成し遂げるため、CGではなく実景にとことんこだわり、ロケ地探しに奔走。標高1830メートルの蓼科山の中腹、気温5度という条件下によって、緑量が奇跡的に保たれている、御泉水自然園に辿り着いたという。
本CMは同社の新たなる「宣言」として始まり、今後もシリーズとして続く予定だ。
スタッフリスト
- 企画制作
- 東急エージェンシー+xpd
- CD+C+企画
- 室屋慶輔
- AD
- 佐藤茉央里
- 企画+C
- 加部達彦
- ストラテジックプランナー
- 木野将人、山崎航
- AgPr
- 小西浩明
- Pr
- 磯拓馬
- PM
- 竹内由壮、藤廣真矢
- 演出
- 後藤匠平
- 撮影
- 熊田貴樹
- 照明
- HIGASIX
- DIT
- 田中肇
- VFX
- 福島丈
- ST
- 白山春久
- HM
- 須賀元子
- CAS
- 塚原由貴、フラミンゴ
- 音楽制作
- otoco
- 編曲
- 橋本竜樹
- SE
- 成田明人
- カラリスト
- 高橋直孝
- 編集
- 平沢優、高木陽平
- MA
- 鈴木博之
- AE
- 牧野人也、宮本慶太、矢端豪、京極俊介
- T
- 長谷川博己、井手麻渡、椿、太田恵晴