スパイクスアジアの若手コンペ ADK有田&中村チームがデジタル部門ゴールド

アジア太平洋地域の広告アワード「スパイクスアジア」が3月1日から3日間、オンラインで開催される。これに先立ち実施した若手クリエイターのコンペ「ヤングスパイクス」の結果が2月9日に発表され、日本からはデジタル部門で有田絢音氏(ADKクリエイティブ・ワン コピーライター)と中村心氏(FACT アートディレクター)のチームがゴールドを受賞した。

有田&中村チームが提案した「#GetVaccineForTheirSake(#彼らのためにワクチンを打とう)」。

ヤングスパイクスは、1990年1月31日以降生まれのクリエイターがエントリー対象となる若手向けのコンペティション。19の国・地域から、5部門で計62チーム124人が参加した。

日本からは国内選考を経て、4部門8チームがオンラインで参加。各部門で上位3チームがゴールド・シルバー・ブロンズとして表彰されるが、有田&中村チームは日本から唯一の入賞となった。

【関連記事】
2022 年カンヌ、スパイクスアジアの若手向けコンペ 日本代表チームが決定

2人が取り組んだのは、新型コロナワクチンについて、どのようにデジタルプラットフォームやソーシャルメディアにおける誤情報を解明し、ワクチン接種を推奨すれば良いかという課題。クライアントは、子どもの予防接種プログラムに取り組む、Gavi The Vaccine Alliance 。FacebookとGoogle両方、もしくはどちらかでのエグゼキューションは必須とされた。

ここで2人が提案したのは「#GetVaccineForTheirSake(#彼らのためにワクチンを打とう)」。ワクチンが開発される前に亡くなってしまった著名人を、AIで復活させるというアイデアだ。

具体的には、亡くなった著名人のSNSアカウントが、ある日突然、「言い残したことがある」と動き出すところから始まり、AIで復活した本人と遺族が一緒になって動画でメッセージ。その後、生前親しかった人たちをSNS上で巻き込んだり、一般人にもこのフォーマットを展開したりしながら、ワクチンの有効性や安全性に関する科学的な根拠なども訴求していくという企画とした。

両名のプロフィールは以下の通り。

有田絢音(ありた・あやね)
ADKクリエイティブ・ワン コピーライター

1995年兵庫県生まれ。2017年ADK入社。3年半のタイム局担を経て、2020年より現職。
受賞歴:2022年ヤングスパイクス デジタル部門日本代表 /本戦GOLD / 2021年NEW STARS クリスタル。

中村 心(なかむら・しん)
FACT アートディレクター

1994年福岡県生まれ。2019年ADK クリエイティブ・ワン 入社。2021年よりFACTへ参画。
受賞歴:2022年ヤングスパイクス デジタル部門日本代表 / 本戦GOLD。

 


 

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ