サントリースピリッツは、2月4日からチューハイ「ほろよい」ブランドのコミュニケーションを刷新した。新たなテーマは“「ほろよい」がある時間の楽しさ”。2月5日からテレビCM「ほろよい飲んで、なにしよう?animation ver.」を、2月6日からそれにリンクする「ほろよい飲んで、なにしよう?」篇を全国で放映開始している。
テレビCMはアニメーションと実写の2種類。共通して「ほろよい」のフレーバーをテーマとする6つの部屋で、自分時間を思い思いに過ごす女の子の様子を描いた。
新テーマ“「ほろよい」がある時間の楽しさ”のもとに掲げられたのは、「ほろよい飲んで、なにしよう?」というメッセージ。「自分らしく、自分時間を楽しむお酒」としてコミュニケーションを展開していく。
音楽は今回のCMのためにオリジナルで制作されたもの。『今夜はブギーバック nice vocal』(小沢健二)と『水星』(tofubeats)を掛け合わせた楽曲で、アニメバージョンではkZmと佐藤千亜妃が、実写バージョンでは池田智子、TENDREがそれぞれカバーしている。
「音楽を中心としたキャンペーン設計にしたことで、音楽好きを中心に話題が拡散していきました。トーン&マナーはシティポップとLo-fi HIPHOPの世界観を取り入れ、今っぽく、そして明るく楽しいけれど品があり、『ほろよい』がおいしそうに見える世界観を目指しました」と電通のクリエイティブディレクター 奥野圭亮氏は話す。
「柳沢監督やイラストレーターのHAIさんが細部までこだわった世界観がターゲットの心に刺さり、ほろよう時間が素敵に見えて、ほろようスタイルが時代にあって見えた。『3%のほろよう価値』を高めるという、目標としていた読後感を実現できたのではないか」と電通のクリエイティブチーム。
公開後、特別版の60秒CMがtwitterでトレンド入りをするなどSNSを中心に広く拡散されている本CMだが、「クライアントも、エージェンシーも、プロダクションも、それぞれの枠を超えて、実現に向けて一丸となって企画制作できたことが大きかった」と振り返る。
「大声で商品の良さを叫ぶような広告や、データに判断を委ねすぎた広告表現があふれる中で、世の中で一際目立たせ愛されるために、なるべく多くを語らずに、商品も最小限しか出さず、一歩引いた広告表現にしていきました。イラストで描き起こされた商品を広告に使用するアイデアも、今までにないお酒の広告の佇まいにもなったと思います」と、同 アートディレクター 井本善之氏。
現在、サントリーのYouTubeチャンネルでは、アニメーションと実写の映像を組み合わせた60秒バージョンも公開中。また2月20日まで渋谷駅でOOHを展開した。
スタッフリスト
- 企画制作
- 電通+DASH+LIBERTY ANIMATION STUDIO
- CD
- 菅野紘樹、奥野圭亮、小野総一
- 企画
- 大石タケシ
- 企画+AD
- 井本善之
- 企画+C
- 岩田泰河、杉岡美奈
- 企画+デジタルプランナー
- 三浦慎也
- 企画+PRプランナー
- 小林麻里奈
- I
- HAI
- CPr
- 菅谷有香、栗川愛子
- Pr
- 大豆生田拓人、勝俣円、武藤勇太
- PM
- 小林綾佳、新海安那、進藤慧太
- 演出
- 柳沢翔
- 撮影
- TAKAKI_KUMADA
- 照明
- HIGASIX
- 美術
- 栗林由紀子
- アニメーションPr
- 大久保 “ゆーきっす” 優樹
- アニメーション制作
- LIBERTY ANIMATION STUDIO
- アニメーション演出
- 佐藤豊、石田兵衛
- アニメーション作画
- 井原みづき、福岡ゆう
- アニメーション撮影・コンポジット
- 佐藤豊、石田兵衛
- アニメーション制作Pr
- 坂本拓也
- CGディレクター
- 山内太
- CGPr
- 山藤真士
- PC UIデザイン(実写篇)
- 雷雷公社
- PCイラスト(実写篇)
- HAIArp Studio
- 編集
- 田中貴士(オフライン)、佐々木賢一(オンライン)
- 音楽
- 冨永恵介
- 歌
- 池田智子、TENDRE、kZm、佐藤千亜妃
- MIX
- 佐藤雅之
- SE
- 中村佳央
- シズル
- 五月女則子
- 衣装
- 武久泰洋
- HM
- 豊田健治
- CAS
- 山川勝康、福庭正和
- AE
- 牧庸介、山田一徳、金川綾子、村元哲、池田吉宏、植津大亮
- 出演
- 古川琴音
グラフィック
- AD
- 井本善之
- D
- 遠藤寛昭、川上翔大
- D(アシスタント)
- 安藤涼、株竹成那
- 撮影
- 高梨遼平
- レタッチ
- 新井レン