松屋は2月21日、「顧客戦略部」を本店へ移設するなど、マーケティング関連部署の統廃合を発表した。営業スタッフ機能を本店へ集約し、運営効率化と業績向上を図る。
本店に移設する顧客戦略部では、実店舗だけでなく、デジタルマーケティングも担当。新規顧客の獲得や顧客ロイヤルティの向上を目指すという。さらに本店には、営業企画部と共創事業部を新たに設置する。営業企画部は営業スタッフ機能と管理体制の強化を担う。競争事業部はデザインや著作物、コンテンツなど知的財産を活用し、収益増やブランド力の向上につなげる。外部パートナーとの連携も視野に入れる。
販売促進部、ブランドデザイン部、コンテンツ事業部は廃止する。販促部の機能は顧客戦略部と営業企画部にそれぞれ編入する。コンテンツ事業部は共創事業部が機能を包含する。
2022年2月期通期の連結当期純利益は、1月13日発表の純損失19億円から、12億円の黒字に修正した。前期は44億1700万円の純損失を計上していた。売上高は変わらず、前期比23.3%増の650億円。1月13日時点で30億円の下方修正をしていた。
固定資産を一部ヒューリックに譲渡し、最終損益を黒字に押し上げた格好。東京・銀座5丁目に持つ土地や建物を44億3700万円で譲渡する。同社とは銀座コアビルの再開発協定も締結。2027年の竣工を目指す。
[人事異動、2022年3月1日]
社長補佐 代表取締役 専務執行役員 経営企画室長、経理部管掌、環境マネジメント部担当 古屋 毅彦(代表取締役 専務執行役員 経営企画室長、経理部管掌、環境マネジメント部担当)
経営企画部、デジタル化推進部、総務部担当 森田 一則(経営企画部、デジタル化推進部、総務部担当社長付)
執行役員 環境マネジメント部長、サステナビリティ委員会担当 前田 泰志(本店副店長(店舗運営担当))
執行役員 本店副店長(MD担当)、MD戦略室長 大高 寿美代(本店副店長(MD担当)、MD戦略室長)
本店副店長(店舗運営担当) 石脇 聡子(本店営業三部長)
本店GM(共創事業担当) 鈴木 健寛(ブランドデザイン部長 兼 本店GM(コンテンツ事業担当))
本店 営業二部長 河野 新平(本店 販売促進部長)
本店 営業三部長 小川 喜弘(本店 営業二部長)
本店 共創事業部長 白石 晴久(本店 コンテンツ事業部長)
本店 顧客戦略部長 服部 延弘(顧客戦略部 担当部長)
本店 営業企画部長 森井 裕一(顧客戦略部 部付部長)
外商事業部 部付部長 大須賀 祥一(環境マネジメント担当部長)