体験型店舗「b8ta(ベータ)」を国内で運営するb8ta Japanは2月24日、b8ta本社(米サンフランシスコ)から、国内事業運営に必要な商標権などを独占的に取得したと発表した。米国b8taは2月18日で全店舗閉店したが、b8ta Japanは独立した法人として、国内事業を続ける。
両社は2020年9月時点で資本関係を解消していた。以来、国内での使用に関するライセンス料を米国b8taに支払っていたが、このほど取得が完了した。
米b8taは2015年に、いわゆる消費者と販売前後にわたって継続した関係を築く「ダイレクト・トゥ・コンシューマー」ブランドなどを中心に、店頭体験スペースを有料で貸し出す事業を開始。来店者の反応などのデータも分析し、出店者に提供していた。新型コロナウイルス感染症の拡大で、ライブコマース(ネット動画を通じた販売)を主軸に、非接触型のビジネスモデルへ移行した。
b8ta Japanはアジアなど国外進出も計画しているという。月内にも株式会社化するほか、第三者割当による増資も実施する。
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