渋谷PARCOが持続可能な新しい売り場を目指しフロアをリニューアル 共同プロジェクトも始動

PARCOは2月22日、サスティナブルな商業施設の実現を目指し、社会プロジェクト「SKWAT」やグラフィックデザイナー加瀬透氏との共同プロジェクト「4202122」を立ち上げると発表した。渋谷PARCOで実験的な“集合型総合モール”という新たな形の売り場をオープンし、この中で定期的にショップが入れ替わりながら出店できる仕組みを取り入れるという。

従来の商業施設では、リニューアルで新たなテナントが出店する際には再度内装を作りかえる必要があるため、そのたびに廃棄物が出てしまうことが、サスティナブルな商業施設の実現という点では課題となっていたという。こうした背景を受け、これまでの商業施設の空間デザインに希薄だった「上書きしやすい軽快さ」を追求し、どんなコンテンツが入り込んでも、柔軟性を持った場作りに挑むという。空間の内部は定期的に更新されるショップ・イベントスペース・ギャラリー展開を予定している。

制作過程の様子。内装工事中の仮囲いを、隠して閉じる壁としてではなく、変化していく過程があえて見える形に設計。

今回、新たな取り組みのひとつとして、内装工事中の仮囲いを、内装中の空間を隠して閉じる壁としてではなく、変化していく過程をあえて外から見ることができるように設置。
これにより、新たに入居するショップのコンセプト制作過程をも楽しめる展示物として活用し、共用部と売場を繋ぐ仕掛けづくりにもチャレンジする。

第1弾プロジェクトとしては、2月25日から、ファッション・インテリア・ライフスタイルの各ジャンルから、90店舗以上のヴィンテージショップが参加する日本最大級の”ヴィンテージ総合ECモール” Vintage Collection Mall (VCM)による初のマーケット型のリアルショップ「VCM MARKET BOOTH」をオープンする。
 


 

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