アイリスオーヤマやBRUNO(ブルーノ)のニセのネット販売サイトが現れ、消費者庁が3月9日に注意喚起を行っている。商品を注文して代金を支払ったにもかかわらず商品が届かないという被害が発生しており、消費者安全法に基づく措置。
消費者庁は、検索連動型広告(リスティング広告)を用いて、人気ブランドを騙ったショッピングサイトへ誘導していることを確認したという。「アイリス オーヤマ」のキーワードは1月時点で10万〜100万の月間平均検索ボリュームがある。
アイリスオーヤマは2月、確認された偽装サイトとして、30件のURLを発表し、注意を呼びかけていた。一部は現在も稼働している。
フィッシング対策協議会によると、2月に寄せられたフィッシングサイトのURL件数は1月から478件減少し、7547件だった。悪用されたブランド数は1件増加の87件となった。偽ショッピングサイトについては、相談が増えているという。
ほかに1月から増加傾向にあるのは、キャッシュレス決済サービスをかたるフィッシングで、2月は前月比約1.6倍、モバイルキャリアを騙るフィッシングの報告は約3倍となった。