NTTドコモは2026年3月の「FOMA」と「iモード」のサービス終了に向けた施策の一環として、Web動画「iモード卒業公演」を3月4日に公開した。
舞台は学校の体育館。壇上に並ぶのは、NTTドコモの「ガラケー」たちだ。iモードに対応した最初の機種「F501i」が「仰げば尊し」のメロディを発すると、さまざまな人のガラケーとの記憶が映し出される。赤外線通信やセンター問い合わせ、着メロづくり、電池パック裏に貼ったプリクラ、「ドコモダケ」や「お茶犬」など懐かしのキーホールダーの数々……。
「これまで沢山の人に愛されてきたことへの感謝を伝えるために考えた、“携帯自身が感謝の卒業公演をする”企画。着信音を携帯の歌声ととらえ、卒業式の合唱シーンとして描きました」と、電通のクリエイティブディレクター 真子千絵美氏。
楽曲はトラックメーカーのSTUTSが、数十種のガラケー端末の着信音や動作音を採集して制作。曲は単音から和音、音源へと変化し、着信音の歴史を表現した。
「携帯は、嬉しい時も悲しい時も持ち主のそばにいた存在。彼らが、自分自身の記憶を回想しながら、大切に使ってくれたことへの感謝を伝えることで、見てくださった方へサービス終了を伝えるとともに、あの頃の記憶を思い出してほしいなと思います」(真子氏)。
また同時に、特設サイトも公開。
ガラケーで使われていた絵文字やフォントを使用し、iモードらしいデザインに。「卒業生」として動画に登場したガラケーの紹介も掲載している。
スタッフリスト
- 企画制作
- 電通+AOI Pro.+ミスターミュージック
- ECD
- 安達和英
- CD+企画+C
- 真子千絵美
- 企画
- 末冨亮
- 企画+AD
- 上田美緒
- 企画+PRプランナー
- 辰野アンナ
- 企画+C
- 當銘啓太
- Pr
- 佐山大地
- PM
- 近江和希
- 演出+編集
- 大野大樹
- 演出
- 室田晋
- 撮影
- 小針亮馬
- 照明
- 高田紹平
- 編集
- 高橋陽一、小船清次、高木陽平
- 音楽Pr
- 星野昇平
- 音楽
- STUTS
- SE
- 北穣至、望月直矢、村上祐司
- ST
- 松野下直大
- HM
- maari
- PRプランナー
- 新甚智志、川田歩
- CRD
- 黒岩正英
- CAS
- 大川真熙
- AE
- 関本昌弘、林恵嗣、安田諒平
ECD:エグゼクティブクリエイティブディレクター/CD:クリエイティブディレクター/AD:アートディレクター/企画:プランナー/C:コピーライター/STPL:ストラテジックプランナー/D:デザイナー/I:イラストレーター/CPr:クリエイティブプロデューサー/Pr:プロデューサー/PM:プロダクションマネージャー/演出:ディレクター/TD:テクニカルディレクター/PGR:プログラマー/FE:フロントエンドエンジニア/SE:音響効果/ST:スタイリスト/HM:ヘアメイク/CRD:コーディネーター/CAS:キャスティング/AE:アカウントエグゼクティブ(営業)/NA:ナレーター