グーグルは3月29日、地図アプリ「Googleマップ」から新幹線や特急列車などのきっぷを買いやすくする機能を追加したと発表した。JR東日本と京成電鉄のきっぷ販売サイトへの遷移がスムーズになった。電車の利用を促す狙いで、両社は運行情報データをグーグルへ提供。経路検索の精度も高まった。
「Googleマップ」で目的地までの経路を検索した際、JR東日本の新幹線や、京成電鉄のスカイライナーの利用を含んでいると、各社のきっぷ販売Webサイトへのリンクが表示される。販売サイトでは検索したルートを引き継いでおり、同じ情報を入力せずにすむ。
電鉄両社は、列車のリアルタイムの運行情報をグーグルへ提供。「Googleマップ」で電車による経路を検索すると、到着時刻や出発時刻が示されるほか、電車の位置や遅延などもわかるようになった。
グーグルは同様の機能に対応する交通機関を拡大したい考え。