大日本印刷は、4月6日より東京・市ヶ谷にあるDNP プラザで「FUTURE-SPECT Lab.―素材と思考のデザインスタディ―」を開催する。
本展を主宰するのは、移動体 ( 主に自動車 ) の内装空間向けに提供している製品について、テクスチャーや造形など幅広くデザインに取り組むモビリティ事業部。同事業部では、印刷会社のデザインがどのような価値を世の中に提供できるか再考し、デザイン視点での発信に積極的に取り組んできた。
その活動の大きな マイル ストーンと位置づけ、企画したのが本展である。「(昔からの)あたりまえ」となっているモノ・コトに、現在や少し先の未来の価値観で問いを投げかけると、「変化」や「ズレ」が現れてくることがある。タイトルである「FUTURE-SPECT Lab.」は、「FUTURE(未来)」「PERSPECTIVE(遠近法・視点)」「SPECTRUM(範囲)」を合わせた造語で、そんな未来のきざしから製品開発のきっかけをつくるためのデザインの実験室を意味している。
本展では「FUTURE-SPECT」の中から、「NEW VISUALIZATION」「EXPANSE OF NATURE」「NEGATIVE CAPABILITY」「COEXISTENCE」という4つのテーマを軸にしたデザインスタディの成果を、思考→スタディ→アウトプットというプロセスとともに展示する。モビリティ事業部モビリティイノベーティブデザインチーム 太田浩永氏が展示の企画・プロデュース・コンセプトメイクなどの総合ディレクション・キュレーションを担当。そして、インハウスデザイナーの荒井悠希、大曲景吾、土橋奈々、中本亮、山村美葵の五氏がこのテーマに挑んだ。会期は、7月6日まで。
「FUTURE-SPECT Lab.―素材と思考のデザインスタディ―」
会期:4月 6日(水)~ 7月 6日(水)
会場:DNPプラザ 1Fコミュニケーションゾーン
時間:10時 ~ 20時
休館:日曜日、施設点検日
入場無料