丸井、デザインの新会社を設立 UXのグッドパッチと合弁

丸井グループは4月14日、ユーザーインターフェース(UI)デザインなどを手がけるグッドパッチと、デジタルデザインの合弁会社ミューチュア(Muture、東京・中野)を設立した。27日に営業を開始する。資本金は1億円で、出資比率は丸井グループが60%、グッドパッチが40%。

ミューチュア社長の芝尾崇孝氏

社長には丸井グループの芝尾崇孝氏が就任する。2005年入社で、新興企業との共同事業などに携わってきた。子会社で広告会社のエイムクリエイツ広告事業本部、丸井ニーズマーケティング部、同オムニチャネル事業本部などを歴任。ネットショップ開設サービスのBASEへの出向経験もある。

ミューチュアは、丸井グループのスマートフォンアプリや、マルイ店舗への出店支援サービスなどのUIや、ユーザー体験(UX)の改善を図るほか、フィンテック(金融分野での技術活用)や、オンラインとオフラインの融合(OMO)などを進める。グループ外への事業展開についても検討する。

エポスカード会員向けの家計管理アプリ「ライフスタイルアプリ」

マルイへの出店の検討から問い合わせ、契約までの手続きをオンラインでできる「OMEMIE」。22年1月に25施設・約150区画を掲載してスタートした

丸井グループは2021年7月から、グッドパッチにWebサイトやアプリなどUI・UXデザインの開発を委託していた。


 

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