ナイキは、日本の高校生を中心とした若い世代に向けて、身体を動かすことを通じてウェルビーイングの実現を目指すプログラム「NIKE塾」を4月15日からスタート。第一弾として、堀米雄斗選手(スケートボード)、ゆりやんレトリィバァらが出演する、ムービーを公開。心身ともにストレスを溜めながらも塾で受験勉強に励む高校生たちに、身体を動かすことを促し、音楽にあわせて踊ることでストレスから解放され、リフレッシュして再び勉強に集中する様子を描いた。
近年、若い世代の運動時間の減少がみられ、さらに新型コロナウイルスの影響で運動やスポーツをする時間が減少しているといわれている*。また、学校での学習に加え、受験のための塾や自宅学習の増加などにより、ストレスを抱えやすい環境に置かれている若い世代も多くいると考えられている。
*スポーツ庁「令和3年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査」から
このような環境をふまえ、本プログラムでナイキは、「スタディブレイク」を提案。「スタディブレイク」とは、授業や勉強の合間にできる短時間の、道具を使わないシンプルなエクササイズのこと。アスリートやアーティストがエクササイズプログラムのコーチとなり、同社トレーナーのTomo監修のコンテンツを、公式YouTubeチャンネルで公開。運動が得意な人も苦手な人も、全ての人が楽しみながら身体を動かすことができるコンテンツを目指している。
今後、より多くの若い世代にプログラムに参加してもらうため、テニス・大坂なおみ選手らによるアニメ―ション動画の公開や、教育機関と連携した取り組みも予定している。
同社では、2017年から7歳~12歳の子どもたち向けに自由な遊びとスポーツが融合された運動遊びプログラム「JUMP-JAM(ジャンジャン)」を実施。実施回数は1000回を超え、延べ約2万8千人の子どもたちが参加している。
ナイキジャパン ソーシャル・コミュニティ・インパクトの森本美紀氏は、本プログラムについて「今回、ナイキの新たな試みとなる『NIKE塾』も、(『JUMP-JAM』同様)既存のスポーツの定義にとらわれることなく開発したプログラムです。この取り組みを通して、身体を動かす余裕のない高校生にスポーツを行う機会をつくり、心身へのベネフィットを提供できることを期待しています」とコメントした。