サントリー食品インターナショナルは4月12日から、「クラフトボス」ブランドの新商品「クラフトボス ミルキープレッソ ダブルホワイトラテ」「同 ビターラテ」を発売。同日からテレビCM「ニューニューな朝」篇を全国で放映している。
異国情緒を感じさせる街角が本CMの舞台だ。新商品「ミルキープレッソ」は動物性の乳原料と植物原料を組み合わせたミルクの味わいが特徴の商品で、この世界では「コーヒーニューニュー」と呼ばれている。杉咲花がこの「コーヒーニューニュー」を役所広司や神木隆之介演じる街の人々に売ってまわる。
「『コーヒーニューニュー』は、コピーライターの照井晶博さんが商品特性であるミルク感を表現するためにあみだした言葉。この言葉を中心に広告を組み立てよう、というのが出発点でした」と、企画を手がけたワンスカイ CMプランナー/コピーライター 福里真一氏は説明する。
「そこから考えたのは、『コーヒーニューニュー』の『ニューニュー』は、『乳乳』でもあると同時に、『NEWNEW』でもあるんだろうな、ということ。ですから、コーヒーニューニュー売りの少女・杉咲さんと、客である役所さん・神木さんのやりとりを描きつつも、杉咲さんの家族が牛であるとか、会話の微妙なズレとかで、ふつうではない感じ、まさに『ニューニュー』な感じがするストーリーづくりを心がけました」(福里氏)。
この世界で人々が話す言葉は「ニューニュー」語。フランス語のようにも聞こえるが、ところどころ日本語のような言葉も織り交ぜられた不思議な言葉だ。
これは「日本語を英語っぽく発音するネタで知られるお笑い芸人・石井てる美さんと、フランス人の方の監修のもと生み出された架空の言語です」と、福里氏。
また発売前のティザーとして、4月12日までの2週間弱はテレビCM「ニューニューなダンス」篇を放映した。
Webでは加えて、パークマンサー、金子みゆ、ARuFa、金田哲(はんにゃ)、小島よしおらが登場するバージョンも順に公開した。
主に「ニューニューなダンス」篇を担当したのは電通 プランナー 花田礼氏だ。振付はair:man氏とともに手がけている。「『コーヒーニューニュー』のつい口に出したくなる語感など、くせになる感じを活かしたいと思っていました。そこで掛け声に合わせて、1人ずつ順番に踊り出す構成のCMに。振り付けの原案をつくるため、ダンスなんてしたことなかったのですが夜な夜な部屋でいろんな動きをして、スマホでセルフ撮影しました。皆さんに見せるのが恥ずかしかったですが、air:manさんにバッチリ形にしていただきました」(花田氏)。
「商品名はあくまでもミルキープレッソですので、お店では、『コーヒーニューニュー』ではなく、ぜひミルキープレッソを探していただきたいですね(笑)」(福里氏)。
スタッフリスト(共通)
- 企画制作
- 連+電通+ギークピクチュアズ
- CD
- 高上晋、佐々木宏
- C
- 照井晶博
- AD
- 浜辺明弘
- Pr
- 若生秀人
- PM
- 井上架音
- 撮影
- 田島一成
- 照明
- 野口まさみ
- 美術
- 種田陽平、金子宙生
- 編集+MA
- デジタルガーデン
- 音楽
- メロディーパンチ
- 楽曲
- 『Comment te dire adieu』
- ST
- ベイビーミックス
- スタジオ
- 東宝スタジオ
- CAS
- ラパロ
- 出演
- 役所広司、杉咲花、神木隆之介
「ニューニューな朝」篇
- 企画制作
- ワンスカイ
- 企画+C
- 福里真一、花田礼
- 演出
- 八木敏幸
- 編集
- 市川渉(オフライン)、水野正毅(オンライン)
- SE
- 中野豊久
- MIX
- 田岡政文
- HM
- 勇見勝彦、宮本愛、MIZUHO
- CAS
- コパン
「ニューニューなダンス」篇
- 企画+C
- 花田礼
- 演出
- 渡邉直
- 編集
- 塩本泰子(オフライン)、高橋日明(オンライン)
- 振付
- 振付稼業air:man
- ST
- 高橋毅
- HM
- 勇見勝彦、宮本愛、MIZUHO、長谷川由加子
- CAS
- エイスリー、中川恭彰
- 出演
- ARuFa、金子みゆ、パークマンサー、金田哲、小島よしお