【前回コラム】馬場さんが師匠に言われた「お前はアマチュア」、その本意とは?(ゲスト:馬場康夫、宮司愛海)【後編】
今回の登場人物紹介
実話から生まれた『潜水艦カッペリーニ号の冒険』
澤本:みなさんこんばんは。CMプランナーの澤本です。
権八:こんばんは!CMプランナーの権八です。
中村:WEB野郎こと中村洋基です。年末年始は皆さんどう過ごされていましたか?
権八:なんと言っても澤本さんのドラマですよね。
中村:あ、そうだそうだ!
澤本:権八がね……いいLINEをくれたわけ。ドラマの感想をくれたんだけど、なんかイイやつだなぁ~と思って。
権八:いやいや(笑)。面白かったからですよ。
中村:『潜水艦カッペリーニ号の冒険』ですね。1月3日にフジテレビで放映された!
澤本:(中村さんは)見た?
中村:見ましたよ!!もちろん見ましたよ!(笑)
一同:ははははは!
澤本:ドラマの脚本を書くのは、初めてだったんだよね。不安だから、ドラマを見ながらTwitterでエゴサーチをしまくっていました。でも、そんなにひどいものが上がっていなかった……。それで少し安心しましたね。
中村:あれは、実話を基にしているというのが素晴らしいですよね。すでにそういう作品があるわけではなく、よくあのストーリーにまとめたな、と。
澤本:馬場(康夫)さんが一生懸命温めていた企画を、一緒に文字起こししたようなものだから。馬場さんがすごいんですけどね。
中村:前回はホイチョイプロダクションズの馬場さんがゲストにきてくださいました。「ずっと温めていた構想が……」と終始言われていましたけど、あの時はまだ放映されてなかったので、ストーリーを知らない側からしたら、一体何のことを言っているのかよく分からなかったんですが(笑)。でも、見てみると確かにこの構想は素晴らしいな、と思いました。
権八:おっしゃるとおりです。前回放送の時は実は僕ら、ドラマを見させてもらえていなかったので、内容が分からなすぎて……(笑)。でも、素晴らしかったですね。有村架純ちゃん、素晴らしかったなあ~。
澤本:あの人は何で、やることがすべて素敵に見えるんだろうね。
中村:澤本大先生が、「有村架純がいい!」「ニノでいこう!」みたいな感じだったんですか?
澤本:いやいや、ドラマではそれはやらないですよ。
中村:ドラマに出ていたペッペさんはこのラジオにも以前出てくれましたけど、あの時はもう撮影はやっていたんですか?
澤本:ペッペさんとは撮影の現場で知り合ったわけですよ。
中村:あ~、なんだ、そういうことだったんですか!それでは『潜水艦カッペリーニ号の冒険』、見逃された方は調べてみてくださいね。澤本さんの長編ドラマ、1作目ですよね。
澤本:はい。またお声がけいただいたら、ドラマを書きますので……。
権八:笑って泣けて。僕もちょっと泣いちゃったもん……!
中村:はい、それではお待たせいたしました!新年早々、めちゃくちゃ素敵なゲストにお越しいただいていますのでご紹介します。女優の玉城ティナさんです!
自分の「引き出し」を開けてもらえる喜び
玉城:どうも、こんばんは~。
中村:権八さんのご紹介とのことですが……初めましてでもある、という?
権八:僕は、初めましてなんですけどね。実は昔からよく知っているマネージャーの方が玉城さんを担当されることになったと聞いていたんです。いつか番組に出ていただけたらな、と思っていたんですが、なかなかそういったチャンスがなくて……。
最近「あ!」と思いだしたんですが、以前ゲストに来ていただいた友沢こたおちゃんのSNSに、結構出てくるんですよね。
玉城:そうですね。こたおちゃんは私がナンパして、友だちになりました(笑)。
権八:ナンパして……(笑)。それで、あ、そうだ!とすぐにマネージャーの方に連絡して。そうしたらすぐに出ていただけることになりました。ありがとうございます。
玉城:はい、ありがとうございます。
権八:あの……イメージよりも、落ち着いていますよね?
玉城:ははは、確かによく言われます。
権八:今おいくつですか?この落ち着きは……。
玉城:24歳です。いやいや、別に落ち着いていないんですけど、なんでキャピキャピしてるイメージがあるのかは逆に不思議ですね。昔出たテレビの影響なのかな……。頑張っていたんですかね?(笑)
権八:いや、ルックスに華があるからそういうイメージなのかもしれないですね。
玉城:そうですね。『ViVi』(講談社)のモデル=派手、みたいな。
権八:本人としては、変わらずやっているんですよね?
玉城:うーん、変わらずやっていると思いますし、特に落ち着いているとも思っていないですし……。割と、自由に生きている気がします(笑)。
中村:それでは毎回ゲストの方にお願いしている「20秒自己紹介」というものをお願いしたいと思います。この『すぐおわ』は広告の番組ですので、ご自身の自己紹介をラジオCMの20秒に合わせてやってくださいというコーナーになっております。大丈夫ですか、怒っていませんか?(笑)
玉城:怒っていないですよ(笑)
中村:お顔立ちが、少し凛々しすぎて……(笑)。
玉城:ははは。派手なことって本当にいい事ばかりじゃないんですよね(笑)。
中村:それでは、どうぞ!
玉城:みなさん、こんにちは。玉城ティナです。164センチのO型、沖縄県出身、東京に出てきて10年目です。自分のことがあまり分からないんですけど、これから先、お仕事をしていく中で色々学んで行けたらと思います。よろしくおねがいします。
中村:どうしよう。滅茶苦茶しっとりとしているし……。
一同:笑い
中村:自分のことが分からないって(笑)。
澤本:ちゃんと深夜の番組っぽくなったね。
玉城:ははははは!
中村:うん、すごい「玉城ティナ」オーラがありますね!
玉城:ありがとうございます(笑)。もう24年間、玉城ティナで生きています。
一同:笑い
権八:自分のことが分からないっていうのは、どういうことですか?
玉城:うーん。例えば「自分の強みはなんですか?」ってオーディションで聞かれますよね。皆さんも「どういうことができますか?」っていう質問をされた経験があると思うんですけど(笑)。それに対して、「何ができるか分からないんですよね」って思ってしまうんです。女優という仕事は役柄ごとにセリフがあって、役に対するアプローチはもちろん頑張るわけですけど、それは私が何かをできるということと重なるんだろうか?と。そう考えると、適切な自己PR文ってなんだろうと思ったりします。
権八:イイね!
一同:笑い
権八:すごくいいと思う。つまり、玉城さんは滅茶苦茶、誠実なんですね。分かります。僕、すごく分かる……。
一同:ははははは!
玉城:良かった~!!
権八:いやいや、たしかに自分に何ができるのかって分からないじゃないですか。澤本さんだってずっとCMをやってきて、いきなり「2時間ドラマの脚本を書いて」って言われて、「え、いいんですか?」って思いませんでした?
澤本:うん。できると思わなかったもん。
権八:そういうのありますよね。自分のポテンシャルとか。
玉城:そうですね。特に自分の引き出しを開けてもらえることの喜びが私にはすごく大きくて。監督さんやプロデューサーさん、もちろん共演者の方もですけど。そういった方々に出会って、脚本があって初めて分かるものがあるんじゃないかな、と思っているので。あまり「あなたはこういう人」と決めつけないでほしいな、と思ったりはしますね。
権八:ああ~、そうか。
玉城:「役割」っていうものが好きなんです。だから、アドリブは正直あまり好きではないです(笑)。
中村:受けキャラなんですね。「自分でキチッと演じきるぞ!」という。
玉城:そうですね。映画や本の中での“立ち位置”といいますか。現実世界でもそうですけど、割と立ち位置を客観的に見るのが好きですね。
権八:たしかに、人から「結構、インパクトのあるCMが得意ですよね?」とか言われると、逆に「いや、しっとりしたのもできるけど?」と言い返したくなる(笑)。それだけが私じゃないってなりますよね。でも、24歳で自覚的にそんなことを思っているのはすごいな、と思いますね。
玉城:いやいや、いろいろできたらいいな~ということですけど(笑)。