これからの活用のヒントにしたい! SNSで話題になったOOH事例

THEME3:インパクトのあるクリエイティブ

08.フジテレビジョン
誰もが目を留めるアフロ頭の柱巻広告

フジテレビジョンは昨年12月、連続ドラマ『ミステリと言う勿れ』のスタートに先立ち、様々な場所でOOHを展開。その中でも最も目を惹いたのが、東京メトロ新宿駅のメトロプロムナードの柱巻広告。作品の主人公「久能 整(ととのう)」の姿を再現し、特徴的なアフロや、マフラー、ダッフルコートを柱に取り付けた。さらには、渋谷や原宿のカフェ4店舗に、主人公のアフロ頭をプリントしたオリジナルの飛沫防止パネルが設置され、異様な光景が話題となった。

09.カルティエ
場所×モニュメントでブランドの価値を訴求

カルティエは2月12日、表参道交差点にて、“LOVE IS RED”をテーマにしたCartier“The Reflecting Garden”をオープンした。モニュメントとして2022年9月まで実施予定で、人々の想いを反映する、ソーシャライジングな場所を目指す。中にはLEDスクリーンが用意されており、指でハートを描くと反応するインタラクティブなコンテンツを楽しむことができる。カルティエは昨年12月5日~26日にも、表参道交差点で“LOVE IS ALL”をテーマにした、クリスマスツリーのモニュメントを実施し、場所を活かした展開をしている。

10.モスフードサービス
創業の地とのコラボで成増駅が「なりもす駅」に

モスフードサービスは3月8日~4月3日、創業50周年を記念し、モスバーガー1号店がある東京都板橋区の東武東上線 成増駅などで東武鉄道とコラボレーション企画を実施。期間中は、「成増駅」ホームと南口の駅名看板を「なりもす駅」に変更し、東上線車両1編成の先頭部、最後尾にオリジナルヘッドマークをつけて、池袋駅から小川町駅の間で運行した。同車両内や池袋駅1F南口改札にも「なりもすへ行こう!」と書いたフラッグを掲出し、成増の地域活性化も図った。

11.大塚製薬
商品カラーに合わせて全国の青い場所で告知

大塚製薬は2月2日、「ポカリスエット」におけるプロジェクトとして、10代が入部できる「ポカリ写真部」を発足。部員募集告知企画として、いわて銀河鉄道・青山駅、JR奥羽本線 高畠駅・青鬼像などの全国7カ所の“青い場所”で告知ポスターを掲載した。ポカリ写真部の活動内容は、「これがボクだー!私だー!!」という今の自分らしい写真を「#青いボクら」または「#ポカリ写真部」をつけてSNS(Twitter、Instagram)に投稿すること。集まった「#青いボクら」の写真は、渋谷の街に掲出する予定。

THEME4:ことしもこの企業が!受験生を応援

12.明治
行きと帰りで変化、親からのメッセージをそのまま広告に

「明治プロビオヨーグルトR-1」は1月15日から、試験会場の最寄り駅や路線で「受験生応援広告」を展開。昨年は“受験生あるある”のOOHで大きな話題を呼んだが、ことしは受験生ではなく、“受験生を陰から支える親”に着目。Twitter上に集まった受験生の親の愛情あふれるメッセージをそのまま広告に。「事前にトイレ行っとくんだよ!」「まあ気楽にやったらええけん」「今夜は焼肉よ」「母のパワーを全部送ります!」「お風呂沸いてるから入りや」など、試験会場への行きと帰りで見えるメッセージが変化する仕組みにもなっていた。

13.学校法人駿河台学園 駿台予備学校
コロナ禍でも受験生にエールを送る 今年は全国各地で展開

駿台予備学校は昨年より、受験生応援メッセージ広告を展開している。本施策は「コロナの感染拡大で大学入試も大きな影響を受け、試験会場にも直接激励に行くことがかなわない中、受験生を応援したい」という思いから生まれたという。2年目となる今年は、大学入学共通テストや、各国公立大学の個別試験の日程に合わせ、全国各地で応援メッセージを掲出し、オール駿台として全国の受験生にエールを送った。さらに、メッセージの中にあった数学Aの問題が「泣ける」とSNSで話題となり、多くの受験生に響いた。

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