東京コピーライターズクラブ(TCC)による、コピーの最高峰を選ぶ広告賞「TCC賞」の入賞作品と優秀作品を収めた『コピー年鑑2021』(宣伝会議)の発刊を記念し、イベント「ことバー Presented by TCC」が東京・文喫 六本木にて開催される。
※「ことバー」ごあいさつ
コピーということばは、
文学作品じゃないし、脚本でもありません。
新しく世に出る商品の中身や思い、
企業や組織の言い分や未来図を世に送り出すために
効率よく機能することを求められています。
その寿命の長短は、ほぼ問われない。
でもやっぱりことばなんです、コピーも。
人を、ちゃんと励まし、笑わし、虚をつき、腑に落とし
記憶に留まる。そんな役割を果たすものでなければいけない。
ホント? 広告コピーで、そんなものある?
どうでしょう。それをご判断いただきたくて
ここに59冊のコピー年鑑を並べました。
ようこそ、ことバーへ。
広告の周辺で書かれ、世に出ていったことばたち
60年ほど前のヴィンテージものから、
最新ヌーボーまで集まっています。
ぜひ、テイスティングをお願いできたら。
そして、ことバー、その先へ。
こちらは、コピー年鑑の最新版2021の特集から。
2020~21年の自分に刺さったことばを、
広告コピー以外から集めて、ご紹介。
ことば採集をお願いしたのは、作家や学者や編集者、
芸人やオリンピアンや宇宙飛行士の方などなど。
もちろんコピーライターも参加しました。
そしてそして、こんな感想が聞けたら最高です。
「ことばって面白いね、広告であろうがなかろうが」
前述の文章にあるように、会場では1963年の創刊から現在にいたるまでの年鑑59冊をすべて手にとって読むことができる。また、『コピー年鑑2021』に収録されたコンテンツから、各界著名人やコピーライターたちが拾い集めた「2021年の言葉たち」の寄稿も展示する。
空間演出を担当したのは、『コピー年鑑2021』のアートディレクターを務めた浜辺明弘氏。これまでの年鑑に掲載されたコピーに酔えるバー空間「ことバー」として、グラスやボトルを使ってコピーをユニークな方法で展示する。
カフェスペースの利用者には、コピーが入ったコースターで飲み物が提供されるほか、缶バッジやマッチなどのアイテムも用意されている。
また、会期中にはリアル+オンライントークイベントが4回ほど実施される予定。TCC会員からは、2021年度のTCC賞でグランプリを受賞した福部明浩氏ほか、高崎卓馬、東畑幸多、尾上永晃の三氏がそれぞれ登壇。業界外の言葉やコミュニケーションを生業とする相手と語り合う。申し込みはPeatixにて。
トークイベントの日程は、以下の通り。
ことバー Presented by TCC
日程:4月27日~6月5日まで
(※好評につき、6月5日まで延長になりまました。)
場所:文喫 六本木
時間:9 時~ 20 時
休館日:不定休
観覧料:入場無料
※トークイベント
4月29日(祝・金)
深井龍之介氏(起業家/株式会社コテン代表)×福部明浩氏
5月20日(金)詳細・申込はこちら
中島岳志氏(政治学者)×尾上永晃氏
5月21日(土)詳細・申込はこちら
東畑開人(臨床心理学者)×東畑幸多氏
5月26日(木)詳細・申込はこちら
内田也哉子氏(文筆家)×高崎卓馬氏