キリンビバレッジは6月7日、緑茶飲料「キリン生茶」で、ラベルレス商品を首都圏の量販店で発売する。テスト販売の位置づけで、店舗数は限定する。テスト販売で約1トン分のプラスチック使用量が削減できるという。
ラベルレス商品は、商品名や1本ずつ販売する際、法律上必要な表示のために本体に巻いているラベルを外したもの。表示は紙製のシールを貼付してラベルを代替する。シールはフジシールと新たに開発した。
キリンビバレッジは「生茶」で、ラベルの丈を短くした新容器を4月28日に発売する予定。ラベルレスでは容器を束ねる紙製パッケージをより小さくした6本パックも販売する。
「生茶」は2022年1〜3月は苦戦中で、前年比88%〜98%で推移している。21年1〜12月も前年比98%だった。
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