1年で100曲を2年間…共感される曲の裏側
中村:歌詞はお2人で「ああじゃない、こうじゃない」と言いながらつくっているんですか?確かに言われてみたら、“かき氷のシロップって、全部同じ味だよな” といったハッとする「あるある」が散りばめられまくってますけど。
なかね:この「ママの味」編で歌った、色んなお菓子の“実は同じ味”エピソードは、実は視聴者さんからDMでいただきました。
一同:おお~!
なかね:そういうネタも混ぜ込んでいます。最近では、視聴者さんの実体験を歌にすることもちょこちょこありますけど、基本的に歌詞は全部私が書いていますね。どういったものを歌にするかというのは、その都度お互いに話し合いながら、という感じです。
中村:めちゃくちゃ重い、“アラサー女子の歌にしづらいやつ”を、頑張って歌にしているのを見ましたよ。
なかね:そうそうそう!寝取られて……(笑)。
権八:彼氏にフラレて、社長が逮捕されたっていう(笑)。
なかね:こんなの、誰が歌にできんねん?っていう。
安井:「誰が歌にできんねん!」っていうのを、そのまま歌にするというね。
なかね:めっちゃポジティブやったなあ~、あの人も。
安井:視聴者も、すごく面白い人が多いんですよ。
権八:それと、あのゲイの方の……。あれも最高だよね。
中村:ここでなんと、またもう1曲演奏していただける、と?
なかね:はい。それではゲイの視聴者さんからの実体験を歌にしました。聞いてください。タイトルは、『ゲイの視聴者』。
演奏終了♫
なかね:ありがとうございま~す!
権八:いやぁ~、名曲だね!
中村:名曲ですね。
なかね:どこが名曲なんですか、コレ?逆に聞きたい(笑)。
権八:いやいやいや、すごくいい歌だな、これ。
なかね:ホントに思ってます?(笑)
安井:だって、いい歌じゃないですもん!コレに関しては(笑)。
一同:ははははは!
権八:でも、ネタも尽きないね!視聴者もどんどん送ってくるし。
なかね:それが……。今、もうギリギリなんですよね。
権八:え、そうなの?
なかね:今週で、ギリギリです。
権八:つくりすぎなんじゃないの?
なかね:あの~。それは多分、あると思います。ホンマにつくりすぎで。
権八:ね?ストックが何百曲もあるとか?
なかね:今はもう、200曲ぐらい出ているかな?
安井:それぐらいは出ていると思います。
権八:わはははは!
安井:ひと月に8曲は出すので、大体1年で100曲ぐらいですね。それをもう2年やっているので200曲ぐらいはつくっていると思います。
なかね:意味の分からないスピードやな?
安井:うーん……。だいぶ意味分からへんな。
権八:でもそれ、ホントにそんなに出す必要ある?と思うけど、何が当たるか分からないみたいなところもあるもんね?
なかね:そうなんですよ。結局、1年半やってようやく『モテ草』ぐらいバズった1曲が出た、みたいな感じなので。相当ですよね。
安井:あれは、150曲目ぐらいです。
権八:すごーい!!
中村:いやぁ〜、難しいですよね。狙っちゃダメなんだ。
なかね:そうですね、意外と。それまでは、ずっと狙ってましたからね。バズらせよう、バズらせようって。
安井:そう。そういうのが一番スベるんですよね。
なかね:結局ね。
権八:そうなんだ?
安井:そうじゃないやつが意外とバズるという。
中村:ピコ太郎さんとか、めちゃくちゃ大変だったろうな~。
なかね:あ、そうなんですね?キャッチーですもんねえ、『PPAP』も。
権八:(これからの活躍の場は)そっち方面もあるのか!NHKの番組や、子ども向け番組とかさ。
なかね:いやぁ~、そうですね!そういう子ども向けのアニメーションやテーマソングをやってみたいなとは思いますけど。これはホントに、ずっと言ってますね。
インフルエンサーとしての生活
中村:お2人のプライベートはその後、変わったんですか?インフルエンサーとして。
安井:あ~、インフルエンサーとしては結構忙しくなったかもしれないですね。時間的に。
権八:ははははは!
なかね:ほら、もう冗談やと思われてるもん。
安井:え、なんで笑ってるんですか?僕は真面目に答えてるのに!(笑)
一同:笑い
安井:でも、お金を稼げていない割には、動き回らなアカンことがめちゃくちゃ増えてきていて……。
なかね:そうなんですよね~!
中村:それはもうちょっと、お金になって還ってきてほしいよね~。
安井:これがなかなか難しくて、僕らも悩んでいるんですけど。
なかね:悩んでいるところです。本当に。
安井:やたら動いているのに全然お金にはならへん、ていう。
なかね:ムダな動きが多いんじゃない?「アワアワ〜ッ!」ってしてるだけかもよ、もしかしたら。
安井:確かに、そうかもしれん。
中村:あれは?「YouTubeショート」だったら収益になるんじゃないの?
安井:YouTubeショートは、収益にならないんですよね。YouTube自体も、稼ぎはちょこっとなんです。
なかね:ホントにちょこっと。
中村:ふたりで口合わせて「ちょこっと」って(笑)。
安井:ほぼ0円やったはずです。
中村:そうなんだ?
なかね:確かに、ショートで何百万回再生されたものもあるんですけど、収益にはほとんど関係ないっていう。そこが入り口になって、普通の動画を見てくれた人の再生回数は収入になりますけどね。
中村:なるほど。でも、CMは早くやったもの勝ち、というのがあるんじゃないですか?
なかね:よろしくおねがいします!
安井:どうも、CMをつくるために生まれてきた2人組、“なかねかな”です。
なかね:よろしくおねがいします!
権八:あはははは!すぐには即答できないけどね。澤本さん、ソフトバンクの「ミュージックプロジェクト」は終わっちゃったんですか?
澤本:あれはね、もう終わっちゃったんだよね~。
安井:1番得意ですけどね。ソフトバンクのミュージックプロジェクトは、僕たち。
中村:ははははは!
権八:あはははは、知ってるのか?!(笑)
安井:ソフトバンクのミュージックプロジェクトをやるために生まれてきたと言っても、過言ではないですからね。
なかね:おいおいおい!やばいやばい。
安井:え、ちょっと攻めすぎた?
なかね:バレてきてるから。
権八:最初からバレてるよ!(笑)
中村:プライベートではお2人とも、ユニット“なかねかな”の1本ですか?
なかね:そうですね、私は今はこの活動だけをやっています。
中村:あれ、安井さんは?
安井:僕はここと、あとは飲食店をやっているんですけど。
中村:へえ~!
一同:笑い
安井:なんで笑うんですか?僕がなんかやっててもいいじゃないですか?
なかね:「あ、しゃべったー!」みたいな感じやんな?
安井:僕は嫁と子どもがいてるんで……って、また笑いそうになったでしょ!(笑)
権八:いやいや(笑)。そういう歌があったもんね?2人が仲いいからさ、付き合ってんじゃないの?みたいな。『ビジネスパートナー』っていう名曲ね。
安井:よく「付き合ってんちゃうの?」って聞かれるんですけど、僕は嫁と子どもがいてるんでね。
なかね:あ、ビジネスパートナーです。
安井:ホンマやったらコレ、僕が言うやつなんですけどね。
権八:ははははは!
なかね:絶対に勘違いされたくないんでね。
一同:笑い