地方自治体の優れた広報作品を顕彰する「全国広報コンクール」(日本広報協会主催)の結果が4月28日に発表され、最高賞となる内閣総理大臣賞には埼玉県北本市の広報企画「マーケットの学校」が選ばれた。また総務大臣賞には、長崎県の広報誌『つたえる県ながさき』や兵庫県のウェブサイトなど9点が選ばれた。
埼玉県北本市では2019年から、若い世代の定住を促すため「&green」というコンセプトのもとシティプロモーションを実施してきた。「マーケットの学校」はその一環で、2020 年9 月から全6回にわたり⾏われた市⺠参加型ワークショップ。単なる売り買いの場ではなく、コミュニティ形成の場にもなる「マーケット」とまちについて皆で考えるという取り組みだ。マーケットを考える講義編だけでなく、12月には学校実習編として「芝生広場で朝ごはん」も行われた。さらに2021年には実践編として「&greenmarket」を実施した。
「全国広報コンクール」は、地方自治体の広報活動を向上させる目的で1964年から実施されている。6月3日に愛媛県内子町の内子座で開催される、全国広報広聴研究大会で表彰式が行われる予定。
受賞作品は以下の通り。
内閣総理大臣賞
埼玉県北本市 「マーケットの学校」(広報企画)
総務大臣賞
長崎県『つたえる県ながさき』(広報紙 都道府県・政令指定都市部)
愛媛県西条市『広報さいじょう』(広報紙 市部)
神奈川県葉山町『広報葉山』(広報紙 町村部)
兵庫県 (ウェブサイト 都道府県・政令指定都市部)
秋田県横手市 (ウェブサイト 市部)
山形県舟形町 (ウェブサイト 町村部)
茨城県桜川市『広報さくらがわ』(広報写真 一枚写真部)
福島県桑折町『広報こおり』(広報写真 組み写真部)
鹿児島県枕崎市『 枕(MAKURA)JAZZ 総集篇』(映像)