味の素冷凍食品は、今年4月に「ギョーザ」を通して食を学ぶWebムービー「ギョー育TV」を公式YouTubeチャンネルで開始。人気お笑い芸人 錦鯉の二人が出演している。
同社の「ギョーザ」は、1972年に発売を開始。今年で発売50周年を迎えることを機に、「子どもの好きな料理No. 1になる。」という目標を掲げた。
「子どもの人気No.1になれば、家族みんなで食べてもらえるし、将来も食卓に『ギョーザ』があるはずという目論見から生まれた企画です。現在の子どもの好きな料理ランキングの調査を実施しました。そこで、子どもに向けたコンテンツを、ということで子ども向け教育番組をモチーフにしたWebムービーを制作しました」と、企画を手がけた秋山玄樹氏。
「みんな、ギョーんにちーはー」と本ムービーに登場したのは、「ギョーザの精」に扮した錦鯉 長谷川さんと相方の渡辺さん。長谷川さんが「ギョーザ」と同じ年齢(50歳)であり、子どもに人気があることから起用された。
「このムービーには“『ギョーザ』を通して、子どもやその家族に、食の学びや料理の楽しさ、家族と食卓を囲む時間の大切さを伝えたい”というメッセージが込められており、『ギョーザ』を子どもと一緒に調理することで料理することへの関心や達成感を醸成する“心の成長”のきっかけにもつながると考えています」(秋山氏)
4月28日に「宣言」篇が、5月5日の「こどもの日」に「ギョー育TV 子どもってすごいこと言うね!」篇が、5月8日の「母の日」に「ギョー育TV 母の日はギョーザを焼けばいいんだ!」篇が順次公開された。
「ギョー育TV 何も読まずに宣誓するぞ!」篇では、かたくなりがちなステートメント動画を、子どもも楽しめるようなものを目指してワンカットで制作。「ギョー育TV 子どもってすごいこと言うね!」篇では、何を言い出すかわからない自由な子どもと錦鯉のやりとりを撮影し、「ギョーザ」のある食卓の盛り上がりを描いた。また、「ギョー育TV 母の日はギョーザを焼けばいいんだ!」篇では、同社「ギョーザ」の「フライパンに置いて蓋をして火にかけるだけで誰でも完璧なギョーザ体験ができる」というセールスポイントから、子どもが作って親に振る舞う映像を制作している。すべてのムービーに台本があるわけでなく、自然な会話ややりとりを撮影。また、これらは番組として長めに制作し、細かく切り出して各メディアで展開している。
「食べると元気になる『ギョーザ』のイメージと親和性のあるコンテンツになるよう注力しています。教育番組風の楽しげな雰囲気を出すために、ギョーザをモチーフにした衣装や帽子などにもこだわりました。また、錦鯉のおふたりと子どもたちが自然に会話できるように、子ども向け商品の広告を担当し続けているCMチームとさまざまな仕掛けを用意しました。想像以上に子どもは自由でした」(秋山氏)。
今回の施策では、こどもの日、母の日などのファミリー層の歳時に合わせて、WEBムービーと連動したポップアップも店頭で展開。店頭ムービーも、売り場で埋もれないものを目指した。
公開後、朝のテレビ番組やローカル放送など複数のテレビ番組で紹介された。SNSでは、「穏やかになる」「癒された」「イライラが霧散する」などの声が寄せられ、「ギョーザ」の売り上げも好調に伸びている。
今後も一部店頭でのノベルティの配布、父の日バージョンのムービー公開が予定されている。
スタッフリスト
- 企画制作
- 電通+上田家+AOI Pro.+電通ライブ
- CD
- 尾上永晃
- 企画
- 渡辺由貴恵、秋山玄樹、西牟田悠
- C
- 上田浩和
- AD
- 石松勇人
- Pr
- 三須大輔、今井真美
- PM
- 遠藤佳祐
- 演出
- 長嶺秀俊
- 撮影
- 川口雄介
- 照明
- 柴田亮
- 美術
- 中川恵理子
- ST
- 大瀧彩乃
- 特殊造形(帽子)
- しげたまやこ
- HM
- SHIHO
- MIX
- 髙橋健
- フードST
- 山田茶理
- 音楽
- 成瀬篤志
- 編集(オフライン)
- 皆見雄二、並木純一、松木萌、岩下優斗
- カラリスト
- 川村尚寛
- Cas
- 稲冨美紀
- AE
- 吉田圭介、美田順平
- NA
- 槇田幸恵
グラフィック
- Cas
- 前田莉奈、松本晏純
- 撮影
- 白幡敦弘
- レタッチ
- 新井レン、鎌田昌俊
- D
- 金田有記、田中浩之、石嶋将光
- ノベルティ
- 永井靖