カインズは5月23日、カヤックに出資することで合意したと発表した。カヤックが実施する第三者割当増資を引き受け、普通株式53万9300株を取得する。価額は4億9993万1100円。両社はプロモーションなどで協業する。
協業領域は、プロモーションをはじめとしたコミュニケーション戦略の推進、商品・サービスの共同開発のほか、カインズが運営するメディアのコンテンツ開発など。カヤックが運営する自治体、地域企業向けの電子地域通貨サービス「まちのコイン」を用いた、DIYコミュニティの育成や、各店舗と地域との連携を強める「くみまち構想」でも連携する。
カヤックはカインズからの出資と合わせて新株予約権を発行。総額で約21億7700万円を調達する。メタバースやeスポーツ、自治体や地域企業など向けのサービスへの追加投資に用いる。買収や出資などの資金とすることも視野に入れる。