キッチン家電などを製造・販売するブルーノ(BRUNO)は5月23日、同じRIZAPグループのハピンズ(HAPiNS)を吸収合併することを決議した。RIZAPグループは、100%子会社で、ジーンズメイト、ワンダーコーポレーション、HAPiNSを持つレクスト(REXT)を立て直す。
BRUNOは、HAPiNSのキッチン家電を中心とした生活雑貨の開発・製造販売事業を6月30日付で吸収合併する。取得価額は1億2000万円。HAPiNSの2022年3月期の売上高は51億9300万円で、営業損益は6億3700万円の赤字、経常損益は6億7900万円の赤字。純損失は7億8100万円だった。
ワンダーコーポレーションは6月1日付で、REXTの権利義務全部と、ジーンズメイトやHAPiNSの管理機能を承継し、「REXT Holdings」に改称する。ジーンズメイトはワンダーコーポレーションとHAPiNSの事業運営機能を承継し、「REXT」に社名を変更する。REXT Holdingsが資産管理会社、REXTが事業運営会社という位置づけ。
REXTは2021年4月1日付で、ワンダーコーポレーション、ジーンズメイト、HAPiNSが経営統合し、持株会社として設立した。BRUNOと共にRIZAPグループのライフスタイルセグメントの中核を担っている。22年3月期の同セグメントの売上収益は、前期比8.1%減の844億1100万円で、営業利益は同比29.9%減の28億6800万円だった。各社ともにeコマースが好調だが、実店舗では苦戦していた。RIZAPグループのBRUNOの持株比率は52.87%。