南海電鉄はeスポーツ事業を本格化させる。従来型の都市開発に加え、サブカルチャー文化の根付く大阪なんば・日本橋エリアで、ソフト面での集客力の強化を図る。施設運営や自主企画の大会を開催するほか、eスポーツ選手向けのWebサービスも年度内に始める。
6月1日付で、「eスポーツ事業部」を新設する。事業部長は和田真治・執行役員新規事業部長兼イノベーション創造室副室長が就く。後任の新規事業部長は伊庭陽一朗・人財戦略部長。和田執行役員はイノベーション創造室副室長の兼任を続ける。
「eスポーツ事業」の運営は4月28日設立の「eスタジアム株式会社」に委託する。eスタジアムは、eスポーツ施設運営などを手がけるエンターフォースの池田浩士社長との合弁会社。出資比率は南海電鉄が51%、池田氏が49%。資本金は100万円。エンターフォースからプロeスポーツ事業以外のeスポーツ事業を承継する。
南海電鉄とエンターフォースは2021年7月、南海難波駅に直結した商業施設にeスポーツを体験できるショールームを設置。1年間で150超の企業や自治体などの来場があったという。
[人事異動、2022年6月1日付]
eスポーツ事業部長 執行役員 イノベーション創造室副室長 和田 真治(執行役員 イノベーション創造室副室長 新規事業部長)
新規事業部長 伊庭 陽一朗(人財戦略部長)
人財戦略部長 藤原 岳典(熊野観光開発 社長)