ユーグレナは5月27日、インターネット広告会社のはこ(東京・中央)を完全子会社化すると発表した。対価を自社株式とする株式交換で買収する。機能性食品や化粧品などを製造・販売するヘルスケア事業の拡大につなげる。
6月17日〜23日の5取引日の各終値の平均値で、はこの株式評価額=1株あたり1500万円を割った比率で、株式交換を行う。5月23日〜27日のユーグレナの終値の平均860円で想定すると、はこの発行済株式総数100株は、ユーグレナの株式174万4186.04株に相当する。
はこの株式は、創業者で代表取締役の亀谷誠一郎氏がすべてを保有している。ユーグレナは交換にあたって新たに普通株式を発行する。交換時に1株に満たない分は現金で支払う。22年3月31日時点のユーグレナの発行済株式は1億1120万7538株。
はこの2021年6月期の売上高は前期比34.3%減の22億4300万円で、営業利益は同比43.0%減の1億8900万円、純利益は同比46.6%減の1億1900万円だった。22年6月期も営業利益は同比44%減の見通し。
はこ代表取締役の亀谷氏はサイバー・コミュニケーションズ、BBDO J WEST、売れるネット広告社を経て、2015年にはこを設立。インターネット通販の支援や、インターネットマーケティング代行などを手がけている。