アドネットワークとしてメディアにも広告主にも貢献する
グライダーアソシエイツでは出版社媒体を中心に400を超える良質なメディアへの配信が可能となるプレミアムアドネットワーク「craft. 」を提供。同社執行役員の清河祐子氏は「craft. 」事業では、「生活者が関心を持つ情報にマッチするブランドの広告を、モーメントをとらえて配信すること」が大切だと話す。Cookieレス時代もこのマッチングを実現するため同社が注力するのが、コンテンツの文脈に合った広告を配信するコンテキスト広告だ。
「craft. 」ではコンテキスト広告の技術を、配信後に徐々にパフォーマンスを最適化していくために活用する。具体的には、出稿する広告で伝えたいブランドメッセージやキャンペーン内容をテキストで共有を受けることで、配信先の記事コンテンツの内容と、配信する広告のマッチ度を判定する「コンテキストマッチ」により、その結果得られたマッチ度と、配信した広告のパフォーマンスの高さを掛け合わせ、その後の配信面の最適化を図っていく。
また「craft. 」では配信後に詳細なレポートデータも提供。同社の起源であるマクロミルの「ブランドリフト調査」をオプションで提供し、CPCやCTRに留まらない、“態度変容”まで分析が可能であり、広告がブランドイメージに貢献したか、要望によっては同時に出稿した他媒体と横断して比較分析できる。
清河氏は「『craft. 』は“好感度”向上を図りたいブランドにとって、特に効果を発揮できる」と話す。
「『craft. 』の強みのひとつが、『インリード×リッチフォーマット』。例えばデジタル上で動画広告などを強制的に視聴させた場合、ブランド認知は拡大したとしてもブランドリフトには必ずしもつながりません。『craft. 』は、インリード広告なので、ユーザーはスクロールで容易に広告を飛ばすことが可能ですし、止まらずにスクロールされた広告は企業の課金対象にはなりません」。
さらに、内製している多彩な配信フォーマットを目的に合わせて選択でき、フォーマットに惹かれ出稿を決める企業もある。ここにコンテキストマッチで最適化した広告が配信されることで、ブランド好感度への寄与のしやすさはより向上する。
「『ブランドリフト調査』により、ブランドと親和性の高いメディアを知ることができるため、『craft. 』への出稿後、出版社とのタイアップなどのメディア戦略を検討される広告主も多いです。メディアとブランド双方に利益となるようなデータを返すことも、私たちの使命だと考えています」と清河氏は語った。
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