牛乳を飲み切りたくなる“コミック付き牛乳瓶”  身近なフードロスへの解決策に

 
岐阜県関市の乳製品メーカー関牛乳と、WPPグループのジオメトリー・オグルヴィ・ジャパンは、牛乳を最後まで飲みたくなる牛乳瓶「ミルクコミック」を開発した。
 
牛乳瓶には4コマ漫画が白いインクでプリントされており、牛乳が入った状態でははっきりと読むことができない。牛乳を飲み進めることで徐々に漫画が現れ、最後まで読むために飲み切ってしまう仕掛け。

 
牛乳瓶に描かれているのは、オリジナルのギャグ漫画『ミルクモンスター』。作者はTwitterで「もしコロコロコミックにAmongUsのギャグ漫画が掲載されたら」が話題となった、漫画家のあみあきひこ氏。子どもたちに牛乳にもっと親しみを持ってほしいという想いのもと、様々な乳製品を題材にしたモンスターが登場するストーリーを考案した。
 
近年、小中学校の給食で出される牛乳の飲み残しが問題になっている。関牛乳は以前から牛乳の廃棄問題に積極的に取り組んでおり、2022年2月には廃棄される牛乳を使ったフレーバーバターと脱脂粉乳アイスの製造プロジェクトをクラウドファンディングで立ち上げるなど、業界内外に独自のメッセージを発信し続けてきた。今回広告会社と共同で取り組むことで、さらに力強くこの問題を訴えていく。
 

 
プロジェクト最初の取り組みとして、6月1日「牛乳の日」にちなみ、5月31日に岐阜県関市立旭ヶ丘小学校で、給食に「ミルクコミック」を試験的に導入した。今回の試験導入の反響を見ながら、全国の小・中学校やイベント会場などで、「ミルクコミック」をきっかけにした啓蒙活動を順次拡大していくことを目指す。


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