新人が協賛企業賞を受賞!jekiでは販促コンペが必須の課題に

ジェイアール東日本企画(jeki)では、新入社員が取り組む課題として販促コンペが設定されている。2020年には当時新入社員だった武田氏が協賛企業賞を受賞。販促コンペへの積極的な取り組みが社内にどのような影響を与えているのか、話を聞いた。

第14回販促コンペ公式サイトはこちら

 

武田 陸氏
営業統括局 jekiオンライン営業局編集部

2020年jeki入社。同年12月より現職にて、広告のオンライン相談サービス「ジェイアール東日本企画オンライン相談室 キクコト」の立ち上げ、運営を担当。専属の相談パートナーとしてクライアントの課題解決を行う。第12回販促コンペではクラブツーリズムの課題で協賛企業賞を受賞。

 

真田 匠氏
総務局人事部付(メディア・コンテンツ本部 メディアマーケティングセンターにて実習中)

2022年度入社。表現の幅が広く、生活者好感度の高いOOHに魅力を感じ、OOHに距離が近いjekiに入社。販促コンペでは自分の苦手の克服を意識しながら、網羅的に取り組んでいる。今までの受賞作のように「その手があったか!」と思わせてくれるようなブレイクスルーを求め、日々悶々と課題のことを考えている。

 

前田 順平氏
総務局人事部付(第二営業本部 第四営業局にて実習中)

2022年度入社。本音・本心をかたちにする魅力に惹かれ広告業界を志し、jekiに入社。販促コンペを通じて企業や商品の新しい可能性を世の中に気づいてもらいたいという思いで、3社の課題に取り組んでいる。量が質を生む、ということでとりあえず各課題100案出すことを目標にしている。

 

海野 貴広氏
総務局人事部

2009年入社。以来、一昨年まで一貫して営業に従事。外資系食品・飲料会社、ゲーム会社、メーカー等幅広い営業活動に従事した後、2020年8月より現職。採用、教育、研修、評価等を担当。

 

フレッシュな状態で挑むことに意味がある

―――貴社での販促コンペの取り組みについて教えてください。

海野:ジェイアール東日本企画(jeki)では近年、新人にマストで取り組んでもらう課題として、宣伝会議主催の「販促コンペ」、日本広告業協会(JAAA)が主催する「懸賞論文 新人部門」と「広告業界の若手が選ぶ、コミュニケーション大賞」の3つを定めています。

もともと販促コンペは、社内で有志が自身のプレゼンス向上のために取り組んでいましたが、若手に関しては、社会人1年目のうちに取り組むことにこそ価値があると考え、新人研修の一環として、販促コンペを取り入れています。

というのも、業界に“染まる”というのは変な表現かもしれませんが、ある程度業界を経験すると、リアリティを重視する思考に寄ってしまい、固定観念も生まれます。新人という何もバイアスがかかっていないフレッシュな状態で企画を考えることも重要だと感じています。「妄想する力」が非常に重要な業界ですので、フレッシュな状態でその力を養うことができれば、その妄想の幅も広がっていきます。

――武田さんは研修時に応募して、協賛企業賞を受賞されました。

武田:はい、私は2020年に新人研修の一環として、販促コンペに取り組みました。ちょうどコロナ禍だったので、4月から2カ月間はずっと自宅でオンライン研修を受けながら、販促コンペに応募する企画を考えていました。

入社からオンラインの期間が長く不安な部分もあったのですが、販促コンペで広告業界の仕事を体験することができ、広告会社の社員として働く準備や心構えができました。また、同期と一緒に課題に取り組むことで、コミュニケーションも生まれ、横の繋がりを感じられたのは、販促コンペという共通の課題があったからこそだと思います。

モチベーションの高い同期が多かったので、個人以外にも、チームを組んで複数応募をしていました。3日に1回ぐらいの頻度で、メンバーで集まってオンライン定例会を開き、アイデアを持ち寄ったり、いい意味で言葉を選ばず、意見をぶつけ合いました。販促コンペに取り組むにあたって一番難しかったのが、2カ月間課題のことを考え続けることでしたが、チームで取り組むことで、そのモチベ―ションを維持することができました。

受賞が名刺代わりになった

―――新人にとっては販促コンペが重要な場になっているんですね。

海野:そうですね。やはり研修で座学ばかりやっていると、モチベーションの維持も難しく、それだけですと仕事に対する楽しみも感じられません。しかし、販促コンペに取り組んでもらうと、みんな顔が生き生きとしてきますし、こういった企画がしたくて、広告会社に入りたかったのだろうなというのが目に見えてわかります。

武田:私もかなり楽しかった記憶があります。いざ実務がはじまってみると、学生の頃、夢見ていた広告業界のキラキラした仕事は、地道な作業があるからこそ、世の中を動かす力があるということがわかります。販促コンペ参加時には、過去の受賞作品を全部因数分解していくという、その地道な作業をしたのですが、多くの人のアイデアや、自分にない視点に触れられるというのは、様々な発見があり、充実した時間だったと思います。

ただ、ずっと考えていてもアイデアが何も出てこない時とか、同じところをぐるぐるする苦しい時間もあったりしました。しかし、そういったことがあるからこそ、ブレイクスルーしたタイミングだったり、受賞の連絡をもらったときなどの喜びは、さらに大きいものになりました。

海野:販促コンペは、4月1日という学生が新社会人に変わり、一番気合が入るタイミングに行われるので、さらにもう一段上のギアを入れてもらうための動力にもなっていると思います。しかも、賞を受賞すれば、武田のように社内での評価にもつながるので、ただ学ぶだけの取り組みでもありません。

武田:私は、協賛企業賞を受賞したというキャラクターが社内で独り歩きしてくれた部分は、とても有難かったと思います。コロナ禍によって、オンラインでのコミュニケーションが中心となり、自分の発信をする場面が少ない中、受賞履歴は名刺のようなものになりました。社内では協賛企業賞を受賞した人間として認知してもらうことができましたし、クライアントに対しても、受賞経験があることが信頼感につながっていると思います。

アイデアを100案出すことが目的

―――真田さん、前田さんは2022年入社で初挑戦だと思いますが、どのように取り組んでいますか?

真田:実は販促コンペには、学生の頃から取り組んでいて、今年で3年目の応募になります。社会人になってからは初の応募となるので、新鮮な気持ちで取り組んでいます。武田さんのおっしゃるように学生の時と違って、高め合える同期や先輩のサポートもあるので、それを活かしていきます。

ただ、受賞をひとつのゴールとして定めてはいるのですが、過去の挑戦の経験から、簡単に受賞できるものではないとわかっているので、まずは先輩社員などの周囲の人たちに認めてもらえるような、課題解決につながる企画をつくることを目指しています。

前田:私は宣伝会議賞には過去応募していたのですが、販促コンペは初めてのチャレンジになります。受賞は狙いつつも、裏テーマとして、1つの課題に対して100案のアイデアを出すことを目的にしています。3つの課題に応募する予定なので、合計で300案ほどです。

世の中にある優れた企画たちも、考えられた多くの案の中から選ばれたひとつだと思います。それが新人の立場であれば、なおさら多くのアイデアを出さなければならないと考えています。

前田氏がアイデアを書き溜めているノート。1つの課題で100案を出すことを目指している。

新人は同期や先輩のサポートを受けながら販促コンペに取り組んでいる。

海野:前田の言うように、若手のうちはとりあえず質より量が重要だと思います。どうしても経験を積んでいくと、いかに打率を上げていくかという質の話になっていくので、若手のうちは打率が低くても、たくさんアイデアを出せば、それがホームランになる可能性も秘めています。また、そういったアイデアの切り口をたくさん持っておけば、今後の実務に活かすことができるので、率先して取り組んでほしいと思います。


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