4月28日に、「人・社会・地球を健やかにする」というミッションの達成に向けたアクションワードとして「Make New」を掲げたパナソニック。それに続いて6月5日にコンセプトを体現したWebムービーとCMを公開した。
ムービーは「人がこの世に生きていく限り、やはり何かの理想を持ちたい。希望を持ちたい。それもできるだけ大きく、できるだけ高く――」という言葉から始まる。
地面に張り巡らされた青い布の1枚にそっと触れる少女。すると布が浮かぶようにめくれて植物が姿を現す。それをきっかけにすべての布が気球のように浮かび、緑で溢れた空間が露になる。
布が舞い上がる中を飛ぶように走り抜ける少女。その先にいる仲間たちと、新たな時代の幕開けを喜ぶかのように踊り出す。
企画演出を務めたのは、資生堂「High School Girl?」や大塚製薬/ポカリスエット「でも君が見えた」などを手がけてきた柳沢翔監督。「新しい豊かさのワクワクする幕開け感を、ひと目で見てわかる驚きと強いビジュアルのある映像で表現した」と演出の狙いを説明する。
音楽は三宅純が作曲、Awichが作詞を担当し、楽曲『Unveil』を制作。また振付はポカリスエット「キミの夢は、ボクの夢。」「ガチダンスFES」などを手がけたパリのコレオグラファーユニット「I COULD NEVER BE A DANCER」が担当した。
実は本ムービーの特徴は、その制作過程にも表れている。青い布や人の浮遊感や躍動感を表現すべく、セットも人も上下逆転させて撮影したのだ。布は一度落下させると貼り直しが不可能となるため、本番は1度のみの撮影となった。
「製品やサービスを通じてだけでは伝えきれないパナソニックの価値観や思想を、より多くの人に伝えるべく動画を制作しました。それは『物質的な豊かさから精神的な豊かさへの幕開け』や『既成概念への挑戦』であり、我々のアクションワード『Make New』に込めた想いそのものです。メイキングムービーでは、当社のモノづくりにも共通する真摯な姿をぜひ見ていただけたら」(パナソニック 執行役員 カスタマーエクスペリエンス担当/デザイン本部長 臼井重雄氏)。
また同日から公開されたCM(30秒)では画面中央に最初から最後まで二次元コードを表示。スマートフォンで読み取るとオウンドメディア「Make New Magazine」に飛ぶしくみとした。
スタッフリスト
- 企画制作
- good design company+博報堂+DE+Spoon.
- CD+AD
- 水野学
- Cpr
- 水野由紀子、井上喜美子
- D
- 佐々木海
- C
- 蛭田瑞穂
- 企画
- 牧野圭太、松木啓
- EPr
- 大桑仁
- Pr
- 佐野大
- PM
- 佐藤博美、増田幹、佐藤秋香
- 企画+演出
- 柳沢翔
- 演出(補助)
- 津本栄憲
- 助監督
- Kenji Araki
- 撮影
- 上野千蔵
- 照明
- 西田まさちお
- 美術
- 栗林由紀子
- 操演
- 村木一州
- 設営
- 波田野勝
- SFX
- 段和男
- DIT
- 五十嵐智史
- 編集
- 田中貴士(オフライン)、佐々木賢一(オンライン)
- VFX
- McRAY、Omnibus Japan、TRES、khaki、CONNECTION、Rudiez、Annex digital
- CGディレクター
- 山内太
- CGPr
- 山藤真士
- カラリスト
- 石山将弘
- 音楽Pr
- 戸波和義、磨田幸樹
- 音楽
- 三宅純
- 作詞+歌
- Awich
- SE
- 中村佳夫
- MIX
- 佐藤雅之
- ST
- 酒井タケル
- HM
- 豊田健治
- 振付
- I COULD NEVER BE A DANCER
- アクションコーディネーター
- 横山誠
- CAS
- 山下葉子、OIP
- ロケ地
- 長野市オリンピック記念アリーナ エムウェーブ
- AE
- 秋元大
- 出演
- 高田静流、野上さとか、藤巻立樹、Sanika、Teko、Patrick Akira、Asa Kubiak