メルカリはLGBT+に関する社内のオンライン研修資料を6月14日に公開した。
同社はこれまでもダイバーシティ&インクルージョン推進の一環として、LGBT+とアライによる社内コミュニティ「Pride@Mercari」の設立、同性パートナーも対象とした結婚休暇・祝い金制度、LGBT+の社員向け社内相談窓口の開設など多彩な活動を実施してきた。2021年には、LGBT+が働きやすい職場づくりへの取り組みを表彰する「PRIDE指標2021」でゴールドを受賞している。
公開されたオンライン研修用動画「Mercari Pride E-Learning」は、自社内製による研修プログラムで、2021年より全社員必須の研修として実施している。社外公開にあたり、LGBT+を専門とする第三者機関による内容の監修を実施したという。
動画は10分強で、前半でLGBT+の基本的な概念を解説し、後半でLGBT+インクルージョンに対するメルカリのスタンスを明らかにする構成になっている。動画に加え、動画内で使用しているスライドおよびスクリプトも同時公開している。
東京都の調査によればLGBT+の当事者の最も経験率が高いのが「周囲のリテラシー不足によって引き起こされる問題」であり、同社は研修資料の公開によってこうした問題にアプローチする。