日本ケロッグは6月29日、子どもたちの朝食欠食や孤食、栄養不足などの課題解決を目指し、子ども食堂や小学校と連携した「毎日朝ごはんプロジェクト」を始動すると発表した。
同社がSDGs「飢餓をゼロに」「すべての人に健康と福祉を」などの推進に向けグローバルで取り組む社会貢献プログラム「Better Days」の一環。
認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえと組み、子ども食堂における朝ごはんとして、シリアルなどを提供。子どもたちの朝食支援に加え、「朝食の大切さを学ぶ」プログラムを用意。6月のプロジェクトスタート時は、16件の子ども食堂で開始。2030年までに全国47都道府県の子ども食堂での展開を目指す。
加えて、ケロッグ公式応援サポーター、お笑い芸人のミルクボーイの新ネタ「朝食応援漫才」の動画コンテンツも制作。子ども食堂を利用する子どもたちが視聴できるようにした。
小学校における「朝食欠食」の課題に対しては、全国の先生をつなぐネットワークを持つARROWSと協働し、授業コンテンツ「朝ごはんでスイッチオン!元気な一日は朝ごはんから」を制作。子どもたちに朝食の大切さや栄養バランスの良い食事について伝えるプログラムで、4月から実施しており、今年度は、全国287の小学校で展開する予定だ。また保護者向けの「保健だより」を通じた情報共有、シリアルのサンプル提供にも取り組んでいく。
この「ケロッグ 毎日朝ごはんプロジェクト」始動に合わせ、29日、八王子市立由井第一小学校にて発表イベントを開催。小学5年生を対象に朝食の大切さを学ぶ授業を実施し、ミルクボーイが登壇。朝食応援漫才を披露した。