クレディセゾンは7月4日、メディアドゥと資本業務提携したと発表した。メディアドゥの電子書店を活用し、11日にもクレジットカード会員向けの電子マンガサービスを始める。クレディセゾンはメディアドゥの発行済株式総数の3.2%(5月末時点)に当たる、普通株式48万9600株を上限に、市場買付により取得する。
両社は出版業界のデジタルトランスフォーメーションなど、電子マンガサービス以外にも新規事業の立ち上げを含む事業に共同で取り組む。
電子マンガサービスは、メディアドゥの電子書店「コミなび」をリニューアルする。サービス名を「まんがセゾン」に改称し、セゾンカード会員向けのコースを新たに設ける。マンガの購入をカードで決済すると、購入額の50%をポイントとして付与する。一般的な買い物で貯めたポイントもマンガの購入に使えるようにする。提供する作品数は約35万タイトル。対象となるのはセゾン・アメリカン・エキスプレス・カード会員だが、拡大する予定。
クレジットカードの利用は伸びている。日本クレジット協会のクレジットカード動態調査の、2021年度のクレジットカードの信用供与額は73兆2137億5800万円で、前年度比13.3%増となった。22年4月は6兆6567億600万円で、前年同月比14.8%増。21年11月から6カ月連続で2ケタ増となっている。
クレディセゾンの顧客基盤は連結で約3600万人。