2022年5月の広告業の売上高は3849億800万円で、前年同月比1.8%増だった。4マスメディアは同比5.2%減の1219億9000万円で、6カ月連続の減少となった。インターネット広告は5.5%増の1055億3700万円で、伸長率1ケタは3カ月連続。経済産業省が5月の特定サービス産業動態統計調査の速報値を7月8日、発表した。
テレビは前年同月比4.8減の1038億3200万円で、6カ月連続で減少した。新聞も同じく6カ月連続で、5月は同比5.5%減の136億7200万円となった。ラジオは3カ月ぶりの減少で、同比5.6%減の26億700万円。雑誌は同比18.2%減の18億7900万円で、2ケタ減は21年5月以来となった。
テレビでは、タイムで、化粧品・トイレタリー、金融、自動車・輸送機器関連品、薬品・医療用品、スポットで情報・通信、官公庁が減少して押し下げた。
屋外広告は前年同月比17.7%増の32億8000万円、交通広告は同比6.4%増の83億8800万円だった。いずれも2カ月連続の増加。SP・PR・催事企画は同比9.7%増の323億1600万円となった。
インターネット広告は前年同月比5.5%像の1055億3700万円。伸長は20カ月連続となったが、ここ3カ月間は伸長率が1ケタ台にとどまっている。 インターネット広告は、飲料・嗜好品、化粧品・トイレタリー、情報・通信が増加に寄与した。
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