クボタは、6月22日にWebコンテンツ「KUBOTA FUTURE CUBE」(日本語版/英語版)を公開した。
本コンテンツの舞台は、地球。心地良い音楽が流れる中、ローポリゴン風フルCG映像と2.5Dイラストを使い、クボタが思い描く未来の地球と技術や事業活動を描いている。クリックするたびに一瞬にして違う世界へとつながるインタラクションデザインの気持ち良さ、そして映像の美しさに、SNSでは「Webサイトでこんなことができるんだ!」と話題を集めている。
「クボタは、トラクタをはじめとした農業機械のイメージが強いと思いますが、実は、農業分野以外にも、様々な分野の事業をグローバルで展開されています。 例えば、きれいな水を届けている水道管や水処理システム、ドームや商業施設などの大型施設の空調設備、焼却炉や溶融炉などの廃棄物処理等、ブランドステートメントの『For Earth, For Life』の通り、“命を支えるプラットフォーマー”として、食料・水・環境の分野で、地球と生命・生活のために、貢献し続けている企業です。そこで本コンテンツでは『クボタの思い描く未来の地球と技術』をテーマに、地球規模のスケール感と、創業以来揺らぐことのない情熱や思想を大切にしながら、クボタが未来へ向けて展開している事業活動を紹介しています」とプランナーの山脇卓朗氏。
「クボタが描く未来像を表現するために、フルCG映像、イラスト、インタラクション、音楽、言葉を紡ぎ制作をしました」と話すのは、アートディレクター米道昌弘氏。本コンテンツは、電通関西支社とmountが全体の企画・設計を行い、イラストレーターJames Gilleard氏のイラストとコンセプトアートを、CGプロダクションjittoと作曲家MURAIMURA氏によって、3DCG映像に仕上げている。
「その舞台となるのは美しい地球です。地球規模で生命のために貢献するクボタの取り組みやその全体感を同時に感じさせながら、“未来の地球と技術”を伝える仕組みを組み上げていきました」(米道氏)
フルCG映像では、各シーンのスケッチを全てJames氏のイラストを元にしたコンセプトアートに書き起こした。それを元にリアルタイム 3D 制作ツールであるUnreal Engineを利用して、都市や農場、海峡など一つではなく多数のステージを作り込んだという。
「ローポリ風に表現された各ステージの中での自由なアングルハントと朝昼夕夜の時間軸をかけ合わせ、様々な表情を見せる広大な世界をこのコンテンツのために制作しています。フルCG映像は50クリップにも及びました」(米道氏)
クリックする度に画面に登場するのが、2.5Dで立体的に作られたイラストキューブだ。
「映像もイラストも全てはこの中に映し出された未来像であると捉え、実際にクボタが取り組んできた歴史や未来のための技術を2.5Dイラストキューブの展開と言葉で紡ぎ伝えていきます」(米道氏)
2.5Dイラストキューブは、パーツごとに分かれたイラストからデータをエクスポートし、ツールに読み込ませ、オブジェクトごとに位置調整・アニメーション付けを非常に細かく行っていったという。
本コンテンツでは、このようなかたちで論理と情緒の両軸でユーザー体験を設計している。それによって、これまでクボタを知っている人はもちろん、あまり知らなかった人にも、同社のビジョンや取り組みに関心をもってもらうことを目指している。
スタッフリスト
- 企画制作
- 電通+電通関西支社+mount+jitto
- ECD
- 西田新吾
- CD
- 青木大介
- プランナー
- 山脇卓朗
- C
- 青野隆仁
- WEBディレクション
- イム ジョンホ
- AD+D+企画
- 米道昌弘
- テクニカルディレクション+デベロップメント
- 岡部健二
- D
- アンドレアス ブライアン ウトゥ
- デベロップメント
- 寺田奈々
- デザインアシスタント
- ヤマチ 玲奈 メイガン、山﨑末鈴
- Pr
- 吉田耕
- プロジェクトマネジメント
- 牧野翔
- コンセプトアート+イラストレーション
- James Gilleard
- CGディレクション
- 尹剛志
- CGデザイン
- 滝口広大、朱ケイシュ、坂本和之、石川陽菜、吉田共美
- CG Pr
- 塚本時彦
- CGプロジェクトマネジメント
- 牧奈津美
- 音楽
- 村井智
- 翻訳
- ジェフ重松
- AE
- 立脇啓司、 山崎洋平、高橋貴大、 吉田尚礼