近畿大学工学部は7月19日、受験をテーマにした連続テレビドラマ『フューチャー!フューチャー!』を中国放送で開始した。1話3分の全9話完結で、前半4話は8月~9月、後半5話は12月~1月の公開を予定し、現実世界における高校3年生の夏から受験までの期間と同じ時間軸でストーリーが展開されていく。
”大学受験並走ドラマ”と銘打ち高校生に共感と希望を届けるとともに、近大工学部の魅力を広く伝える狙い。企画はクリエイティブエージェンシーのPARTYが手がけている。YouTubeや中国放送の動画配信サイトやアプリ「IRAW」でも視聴できる。
ドラマは、広島のとある高校が舞台。ディストピアとなる未来を救うために近畿大学工学部を目指すこととなったSF大好きな高3女子「マコト」と、ある使命のために未来からタイムトラベルしてきた青年「シンイチ」による、今夏から受験までの物語。主演は映画やドラマで活躍中の女優・駒井蓮、未来から来た謎の青年役を広島出身俳優・井上祐貴が務めている。
さらにドラマの放映に合わせ、主人公「マコト」のTwitterアカウントを開設し、マコトの気持ちがリアルタイムで伝わる企画やTwitterのハッシュタグ「#近大工学部合格作戦」を通じて視聴者の投稿がドラマ内に反映される企画も実施。主人公とより並走している感覚を届けていく。
企画・脚本を手がけたのは、PARTYのクリエイティブ・ディレクター 眞鍋海里氏。「高校生が前向きになれるドラマを」という思いのもと、制作に携わったという。ドラマの内容について眞鍋氏は、SF作家のJ.G.バラードの言葉「地球に最後に残された資源は、想像力だ」を引用しながら「想像したり妄想したりすることは、何よりも先に未来に辿り着くことのできる、いわばタイムマシーンみたいなものです。僕ら人間ができることは、現実を悲観しすぎず、ちょっとでも明るい未来を妄想することなのではないかなと思います。このドラマでは、妄想大好きな女の子マコトと運命を背負って行動する青年シンイチが未来を変えるために奮闘します。この正反対のふたりが織りなす化学反応がみなさんの心にポジティブな変化を与えてくれれば嬉しいです」とコメントした。
また監督を務めたのは、広島県出身でドラマや多くのテレビCMを手がける フィルム・ディレクター山本ヨシヒコ氏。「先行きの見えない出来事が多い中で、駒井蓮さんが演じるSF好き主人公マコトの成長物語を通し、『何かしたいけど、何をしたらいいか分からない』という問いに答えを出せるドラマになるといいなと、思っています」。(山本さん)
スタッフリスト
- 企画制作
- PARTY+RCCフロンティア
- 製作著作
- RCC
- 企画(広告)
- BBDO J WEST
- 企画+脚本+総監修
- 眞鍋海里
- 監督
- 山本ヨシヒコ
- 出演
- 駒井蓮、三原羽衣、枡田絵理奈、牧瀬和人、真凛、渡部豪太(ゲスト出演)、井上祐貴(友情出演)