通販市場、21年度は7.8%増 22年度1Qは前年割れ続く

日本通信販売協会は8月24日、2021年度の国内通販市場の売上高は、前年比7.8%増の11兆4600億円だったと発表した。モール系が堅調なほか、家電や家具、食品などが好調という。

20年度はコロナ禍をきっかけに2割以上の伸びを見せたが、21年は例年並みの伸長となった

20年度は前年比の伸長率が調査開始から初めて20%以上となり、10兆円の大台に乗せた。21年度の伸びは例年並みだった。直近10年間の年平均成長率は8.5%。

通販市場は1998年以来、増加傾向が続くが、22年度の4〜6月はいずれも前年割れとなっている。4月、5月の減少率は4%台。6月は縮まり、1.2%減だった。通販で前年割れとなっている品目の一部は、実店舗での伸びが伺える。

通販市場は、日本通信販売協会が会員社420社に加え、有力な非会員社357社の売上から推計。衣料品や雑貨、化粧品、健康食品などの物販を中心としている。


 

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