【前回コラム】女優デビューの原点は、山手線車内でのスカウトにあった?!(ゲスト:岸井ゆきの)【後編】
今回の登場人物紹介
※本記事は2022年4月24日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。
権八さん作詞!香取慎吾の『Happy BBB』が発売
澤本:みなさんこんばんは、CMプランナーの澤本です。
権八:こんばんは、CMプランナーの権八です。
中村:こんばんは。WEB野郎こと中村洋基です。
澤本:最近でいうと、権八が作詞を……。
権八:はい。前回もちょっと触れましたけど、香取慎吾くんの『東京SNG』(ワーナーミュージック・ジャパン)というすごくカッコいいアルバムが先日出ました。「タキシードが似合うアルバム」というコンセプトで、いろんな方が参加してくれていまして……。
澤本:だから、今日はタキシードなんだ?
権八:はい……実は……って、いやいや、違うんだけど!(笑) 今日はゲストの方を意識してます。「某Tシャツ」を着てね。
中村:マイケル・ジャクソン。
権八:そう。「一番いい時期のマイケルだね」って、さっき言っていただきましたけど。
澤本:今日のゲストは、マイケル・ジャクソンです(笑)
中村:ははははは!
権八:話を戻すと、『東京SNG』内の1曲『Happy BBB』の作詞をさせていただきました。Original Loveの田島貴男さんが作曲をしてくださっています。すごくごきげんなハッピーバースデーソングになっておりますので、みなさんぜひお聴きください!
中村:そして!今日、権八さんがマイケル・ジャクソンのTシャツを着ている理由にもなっておりますが……超ステキなゲストにお越しいただいております!TRICERATOPSのボーカル・ギターの、和田唱さんです。よろしくお願いします、こんばんは〜!
「すぐおわ」最多出場記録を更新!
和田:どうも~!こんばんは~!!
中村:和田さんはなんと、この「すぐおわ」の最多出場記録になりました~!!
一同:拍手
和田:イエーイ!
中村:6回目ですよ。今までこの番組の王座は、元乃木坂46の西野七瀬さんだったんですけどね。西野さんを抜いて、単独トップに立たれました!
権八:なーちゃんは 5 回か。なーちゃんにもまた来てほしいね。
和田:そうなると、また抜かされちゃいますね(笑)
権八:なんかこう……ふたりでデッドヒートを演じてもらう、というね(笑)
一同:ははははは!
中村:何を競い合っているのか、というね(笑)
権八:ありがとうございます、6回目。
和田:いやいや、こちらこそありがとうございます。
中村:前回は、2020年の12月にトリビュート・アルバムの発売のタイミングで、弾き語りもしていただいて……。
【前回和田さん出演回】
2年半ぶりにトライセラトップス再始動!歓声禁止のライブで……(ゲスト:和田唱)【前編】
奥田民生、ミスチル桜井、KAN……豪華メンバーが参加した再始動応援のトリビュート盤(ゲスト:和田唱)【後編】
和田:あの時か!そうかそうか。
中村:今日はニューアルバムを引っさげて、ということでお越しいただいておりますが!和田さんがイヤダ、イヤダと言っていた、あの毎回ゲストにお願いしている……。
和田:あれ、やっぱりやるんですか?!あれって「ド頭」じゃなかったでしたっけ?違うんだ?もうここまでなかったから、「今日はナシかな」って思ったけど……ダメなんですね?
権八:あるんです(笑)もう、例外なく。
和田:なんにも思いつかないな……。
権八:なんだっていいんですよ。
中村:前回のゲストは、10秒ぐらい黙っていましたからね(笑)
和田:(爆笑)
権八:岸井ゆきのちゃんね、半分ぐらいしゃべらなかったよね。それはそれで個性的な……。
和田:え、15秒でしたっけ?
中村:20秒です。一応、広告の番組ということで自己紹介をラジオCMの秒数の20秒に合わせてやっていただく形です。
和田:分かりました。長いですね~。ゆっくり喋ればいいですかね?
中村:はい(笑)大丈夫でしょうか?
和田:もう、なりゆきでいきますよ。
中村:では、どうぞ!
若い時は“ひとりご飯”ができなかった
カーン♫
和田:はい、どうも!1975年生まれの血液型O型の和田唱と申します。若い時はね、ひとりでご飯食べに行くのが苦手で……ひとりがとっても苦手な男だったんです。けど、最近はひとりが大好き。「ひとり時間、最高!」な、男です。
カンカンカンカン♫
一同:ははははは!
権八:え、そうなんだ?意外!
和田:そうなんですよ。昔はひとりでご飯を食べに行くことができなかったんです。まず、そんな勇気もないし……。寂しいヤツに思われるのもイヤだし。とにかく恥ずかしくてできなかったんですよね。まあ、本当に若い時ですよ?それが、徐々にできるようになって。今や、ひとりで行くのが好きなんですよね~。とにかく「ひとり時間」っていうのがすごく好きですね。
権八:へぇ~!それは行きつけの店に行って、店員さんと話したり?
和田:しないですね。
権八:しない?(笑)
一同:(笑)
和田:それは、あんまりできないですね。次はそれをできるようになりたいな~。
権八:でも、それってすごいおじさんというか……大人がやるものだと思うじゃないですか?
でも、気がつくとやってません?澤本さんはすごいやるよね?
澤本:だって、他に友だちいないんだもん。
一同:(爆笑)
権八:その言い方!(笑)そうじゃなくて、澤本さんの様子を見て、「こういう行きつけがあるのっていいな」みたいな。そこかしこで話ができる、というね。
和田:はいはいはい!行きつけみたいなものもそろそろつくりたいな~。僕はわりと変えちゃうというか……。
中村:あー、分かります。WEB野郎中村も、顔なじみになると逆に恥ずかしくなって、そこに行かなくなっちゃったりする。
権八:ええ~?!(笑)なんで??何が恥ずかしいの。恥ずかしくなるようなことをしてるんじゃないの?
和田:(爆笑)
中村:してないです!(笑)
和田:あんまり同じところばっかり行ってるのも、ちょっと恥ずかしい感じはありますよね?
権八:「あ、また来たよ」みたいな?
和田:あはははは!そうそう。「アイツ、また来てるよ」って思われてるんじゃないかなって、ちょっと思わないですか?
権八:いや、思わないでしょ(笑)
和田:でも、こっち的にはちょっと思っちゃうんですよ。「アイツ、また来たなぁ~……。大丈夫か?他にも店あんだろうよ!」って。
権八:そんな言い方、しないでしょ!(笑)
一同:(爆笑)
バンド結成25周年、待望の新アルバム
中村:さて、TRICERATOPSは2022年デビュー25周年。おめでとうございます!
一同:拍手
和田:そうなんですよ。あっという間でした。
中村:25年って、相当なもんですよね。
権八:四半世紀ですからね。
中村:これは和田さんの人生でも半分ぐらいですか?
和田:あ~、そうですね。半分以上か。いやいや、ホントだ。そう考えるとなんだか感慨深いですね。
中村:で、ニューアルバムが7年4ヶ月ぶりに出ると聞きました。
和田:はっはっはっは!ベテランかよって(笑)
権八:え?そんなに経つ??
澤本:途中で「トライセラ」は一回、ね。
和田:そうです。一回休憩でソロアルバムをつくっていたので……。その間につくっていなかったわけではないんですけど。でも、バンドということで言えば、気づいたらそんなに経っていましたね。それこそ、マイケル・ジャクソンが『Thriller』から『BAD』の間なんと5年空いていた、みたいな。あれだけめっちゃくちゃ売れていた時期なのに……。で、「それは空けすぎだろ」って僕もずっと思っていたんです。「もっとつくれよ」と。
権八:僕もあの当時、思ってました。
和田:「自分は5年も空けるなんて、絶対にしない」って固く誓っていたのに、7年ですよ。
一同:ははははは!
中村:今ならマイケルの気持ちが分かるという?(笑)
和田:マイケルの気持ちが今なら分かる。もうね、時の流れとその体感も変わってくるじゃないですか?年を取るのがどんどん早くなるし、のんびりしてると一気に間が空いちゃうんですよね。だから、これからは意識的に「つくるぞ、つくるぞ」ってしていかないと、やっぱりダメかな、と。
澤本:前の時から今回までが7年空いて……。
和田:だって、澤本さんと出会う前ですよ、あれ。
澤本:そうそう。
和田:“あれ”の直後だったですもん。澤本さんと出会ったのって。
権八:もしかして、『Shout!』(2015年リリース)?オリンピックのね。
中村:野球とソフトボールを、オリンピック競技に復活させるためのPRソングですね。和田さんに書いていただいた曲が『Shout!』だと。それがおふたりが知り合ったきっかけですかね。
和田:そうです。あの『Shout!』が前のアルバムの直後だったんです。
澤本:でも、その間にソロをやられたじゃないですか?全部自分で演奏もやって……。それを経て、今回のアルバムを聴いた時に「結構変わったな〜」って思ったんですけど……。
和田:たしかに、たしかに。
澤本:自分でもそういう意識はありました?
和田:うーん……。最近生きていて感じる違和感だとか、苛立ちだったり……。そういうものを今回は結構曲に込めました。そういう感情とロックサウンドって、結構合うんですよね。
澤本:ああ~。
和田:ソロの時はもうちょっとテーマがやさしいものだったので、アコースティックなサウンドが合っていました。でも、今回はああいうやさしい世界を描いた後だったし、ちょっと振り切って「真逆の方にいってやろうかな」という感じでしたね。そんなに意識はしていなかったけど、自然となったかな。でも、それはソロアルバムをつくっていたからかもしれないですね。ここまで振り切れたのは。
澤本:うんうん。
和田:僕はいろんなタイプの音楽が好きで、自分でつくる場合も幅広く表現したいな、というのは常に思っていますね。権八さんがマイケル・ジャクソンのTシャツを着ているから、何かとマイケルの話になっちゃいますけど(笑)マイケルがそうなんですよ。
一同:(笑)
和田:マイケルって、めっちゃ激しいシャウトもできれば、すっごいキレイな歌声でバラードを歌ったりするじゃないですか?僕ね、ああいう人にめっちゃ憧れるんですよね。この「両方を表現できる人」。これはねぇ~、もう、言ってて泣きそうですもん!
一同:あはははは!
中村:マイケル、好き過ぎでしょ!(笑)
和田:ここだけで泣けるんですよ!
権八:わはははは、意味が分かんない(笑)
和田:分かんないですか?僕はね、これはつまり、ひとりの人間の「奥行き」だと思うわけです。激しい怒りも表現できれば、本当にやさしい「天使のような気持ち」も表現できる。これをひとりの人間ができたら最高だな~って思っていますね。はぁ~、泣いちゃった!!
一同:(爆笑)
『Unite/Divide』は危険なタイトルだった?!
中村:改めて、7年4ヶ月ぶりとなる待望のニューアルバム『Unite/Divide』をリリースしました。改めて和田さんから曲紹介をいただけたらと思います。
和田:何からいっちゃいましょうかね〜!そうですね、ハイ、これですね(笑)
一同:ははははは!
和田:じゃあ、聴いてください。TRICERATOPSのニューアルバムから『THE GREAT ESCAPE』。
♫ ~曲が流れる~
中村:いいですね~。
澤本:前のアルバムと今回のアルバムを聴き比べた時に、今回、結構重いことを歌っている割にはむちゃ明るく聞こえたんですよ。
和田:あ〜、そこはやっぱり曲調だとか、重い時ほどジョークを入れるというか……。言葉遊びみたいなのを入れたり……。そういうことをしているからですかね?
澤本:そうかもしれない。前回の『SONGS FOR THE STARLIGHT』を聴いた時、最初に一部分どんよりするというか……ちょっとダウンする感じ。そういう風な部分があったけれども、今回はそういうことがなかった。
和田:ええー!なんだろう?
澤本:でも歌詞を読むと、結構メッセージが強いじゃないですか?
和田:そうですよね、なんだろう?アレンジなのかな?
澤本:かもしれないな、と思いましたけどね。
和田:確かにそうかもしれないですね。ロックの音づくりって、実は難しくて……。 いわゆる「テイラー・スウィフト」なんかのアメリカンポップスと、ロックをサブスクで聴き比べると、 ロックの方が迫力がない感じに聞こえるんですよ。
権八:へえ〜。
和田:あれは不思議なんですけどね。ギターの音って、下手するとちょっと不利に働くんですよ。小さいスピーカーで聴くと、エレキギターで「ウワーッ」ってやっていると、逆に音が潰れちゃって出てこないんですよ。
権八:この『Unite/Divide』というのは、どういった意味合いなんでしょう?
和田:まあ、今のこの世の中で……。僕は今まで「人類みな仲良く」って言ってきたんです。つまり、みんなジャンル分けとかしたがりますけど、人間なんてそんなに変わらないんだから、みんなで仲良くしようよ、と。それこそ、『WE ARE ONE』ていう曲もつくったように。だから、「みんな、ひとつだよ」ということを割とメッセージとして打ち出してきた方なんですけどね。
でも、ここ最近は。もちろん、根底としては「Unite」、みんなで団結できたら良いなと思っているんです。でも、意見が合わない人だっているし、「Divide」……つまり分裂して、本当に小さなコミュニティでもいいから、同じ意見の分かり合える人たちと生きていく。それぐらいのほうが、もしかしたらハッピーに過ごせるんじゃないかな?と思ったりしているんです。なんだか、かつての自分とはすごく違うモードになることが多くて……。
権八:はぁ〜なるほど……。
和田:「ハッピーになりたい」っていう意味では一緒なんですけど、必ずしも「みんなで仲良く」ということじゃなくても、「違う形の幸せ」があるんじゃないかなって思う時期が結構続いています。だから、『Unite/Divide』っていうのは「今の世の中って、どうなっていくの?Uniteなの、それともDivideなの?」という意味合いですね。だから、最初はそれぞれにクエスチョンを付けていたんですよ。でも、聴いてくれた人がどちらかを選んでくれればいいかな、と思ってこのタイトルにしました。語呂も良かったし。
澤本:世の中的な「コロナ禍を経て」っていうのがあるじゃないですか?あれとこのテーマというのは、関係があるんですか?
和田:もちろん、そうですね。どこまで言っていいのか分からないですけど……。僕の考えは、かなりマイノリティかもしれないです。最近、こういう考えの人が増えてはいますけど、僕的には、この2年間はすごくフラストレーションが溜まる期間でした。だから今、すごく「つくりたい欲」が止まらないんですよ。
澤本:ふぅ〜ん!
和田:このアルバムが出たのにもう曲づくりをしているんですよ。
中村:へ〜!
和田:そうなんです。だからもう、10曲ぐらいできていて……。
一同:ええ~?!(笑)
澤本:それは、すごいですね!
和田:だから、この曲たちを早く形にしたいなと思っていて。
権八:え、それじゃあ、ニューアルバムが出たばかりだけど、もうすぐニューアルバムがまた出ちゃう?
一同:(笑)
和田:あっはっはっは!こんなに「曲をつくりたい!」って思ったのは、はじめてかな……。なんて思いますね。
中村:僕らも含めた「トライセラ・ファン」「和田さんファン」はソロでも出されて、その後また「TRICERATOPS」でのニューアルバムじゃないですか?そういうところもまた、「みんなでやろうか、それともソロでやろうか」っていう意味で、『Unite/Divide』が関係あるのかな、と思ったりしました。
和田:あー!たしかにそれって『Unite/Divide』ですね。そう考えると、結構危険なタイトルかもな(笑)
一同:あはははは!
和田:え、これってどっちなの?最後のアルバム?みたいなね(笑)。そういうふうにもちょっと取れるな、これ。まあでも、一回ソロをやったことで仮に次がソロでも、もうちょっとフットワーク軽くいけるというか……。この間のソロの時は、「トライセラは今後、再始動するのか?それともしないのか?」 というのが分からない中でのソロだったんですよ。「トライセラ」があるんだよ、という中でのソロというのは、ファンの人たちの気持ちも違うと思うんですよね。
実際、ソロの良いところはフットワーク軽くどんどんいける、というところなんですね。バンドだとそれぞれのスケジュールがあるので。うちのよしふみ(吉田佳史/ドラム)が、もう忙しくて忙しくて……。「一週間全部NG」みたいな感じ(笑)
澤本:ははははは!
和田:ドラムの仕事が入っていなくても、なんかNGなんですよ、いつも。
中村:ははははは!
和田:何をやってるんでしょうね?僕も知りたい。NGなんですよ、全部。だから、よしふみを待っていると、全然レコーディングできないんです。それはちょっと大問題なんですよね。いっつもNGなんだもん、だって。
権八:ははははは!まさかのよしふみさんディスり!(笑)
一同:(笑)
〈END〉後編につづく