チーターデジタル合併のCMグループ CEOが考える日本市場への期待

日本のリレーションシップマーケティングには成長機会がある

― 日米両国におけるリレーションシップマーケティングの事情について教えてください。
米国のリレーションシップマーケティング市場は、全体的に日本より進んでいるというわけではないのですが、企業によってはかなり成功を収めているロイヤルティプログラムがあるのは事実です。

そういう意味で、リレーションシップマーケティング市場における日本は、まだ成熟しているとは言えません。そのため、多くの成長機会があると思っています。つまり、私たちのソリューションを日本の方々にお使いいただける潜在性があるということです。ソフトウエアを提供できるだけではなく、米国での成功体験を活かしたサービスや戦略を提供することによって、企業にロイヤルティビジネスの成長のサポートができると考えています。

今後の数年間、チーターデジタルの製品に対しては、投資を拡大していくことを想定しています。日本の市場のお客さまのお役に立てるものだと考えているからです。

―日本市場における展開についての考えをお聞かせください。
日本のマーケターの方々が、リレーションシップマーケティングの質を高めることができるように、彼らがお客さまと行う様々なやり取りを今よりもパーソナライズした形で実現できるようなお手伝いをしたいと思います。

お客さまは、ブランドから毎日のように自分の興味関心にそぐわないEメールが送られてくる状況を望まないはずです。しかし企業側にとっては、お客さまがそのブランドを購買したいと思えるようなメッセージを送らなければならない。その手助けをできるのが、CMグループです。顧客ごとにパーソナライズされた情報が適切なお客さまに送られ、たとえデジタルチャネル上であってもお客さまとの適切なコミュニケーションを実行できるようにする。また、店舗に来たお客さまが店員と素晴らしい関係性を構築できるように、そのような関係性を築けるようなお手伝いをチーターデジタルには実現してほしいと思います。

次ページ 「MarTech領域はカオス状態 トレンドはシステムの統合」へ続く

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